豆と水を入れてスイッチオンするだけで、挽きたてのコーヒーが楽しめる全自動コーヒーメーカー。豆を挽く手間も挽いたコーヒーの粉をフィルターに移す手間も不要なので、とても簡単にコーヒーを淹れられることが魅力です。
しかし、全自動コーヒーメーカーは片付けやお手入れが面倒そうなイメージがありませんか?いえいえ、そんなことはありません。全自動コーヒーメーカーは、お手入れが簡単にできるように工夫されています。
この記事ではコーヒーをおいしく淹れられることはもちろん、お手入れのしやすさに着目し、全自動コーヒーメーカーのなかでも特にお手入れがしやすいおすすめの機種をランキング形式でご紹介します。
Contents
お手入れが簡単な全自動のコーヒーメーカーを選ぶポイントは?
お手入れが簡単な全自動コーヒーメーカーが欲しい場合には、どのようなところに着目して選べばよいのでしょうか。選ぶポイントについて解説します。
お手入れのしやすさはミルの種類によって異なる!
コーヒーの豆を挽くミルは、コーヒーの粉が付着しやすい部分です。粉が付着したままにしておくと、豆をうまく粉砕できなくなったり、残ったコーヒーの粉が酸化したりしてコーヒーのでき上がりに影響を及ぼす恐れがあります。
多くのミルの歯は水洗いができず、ブラシなどでコーヒーの粉を取る必要がありますが、ミル歯の構造が複雑だとそれだけコーヒーの粉も落としにくくなるので、お手入れがしやすいタイプのミルを選ぶこともポイントになります。
コーヒーのミルは大きく以下の3タイプに分かれます。
プロペラ式
プロペラのような歯が回転することでコーヒー豆をすり潰して粉にします。ミキサーやフードプロセッサーと同じ原理ですね。構造が単純なので隙間に粉も残りにくく、また、残った粉もブラシなどで簡単に落とせます。
ただし、豆を均一に挽くことは苦手です。不均一な粉は抽出したコーヒーの雑味に影響するため、コーン式や臼式と比べるとどうしても風味は落ちてしまいます。
臼式(フラットカッター式)
2枚の円盤でコーヒー豆を挟んですり潰すことで粉にします。石臼のようなイメージですね。2枚の円盤の間の距離によってコーヒーの粉の挽き具合を変えます。
臼式のメリットは、粗挽きでも細挽きでもコーヒー豆を均一に挽けることと、いつでも同じような大きさに挽けるので、コーヒーの味が安定しやすいことです。
その反面、摩擦熱によりコーヒーの香りが揮発しやすいというデメリットもあります。
また、2枚の円盤で挟んでコーヒー豆を挽くので円盤の溝にコーヒーの粉や破片が残り、残った粉や破片をブラシで取る時に多少の手間がかかります。
コーン式(コニカル式)
固定された歯と回転する歯の間にコーヒーを通して両方の歯でコーヒー豆を挟んで粉砕していきます。臼式が2枚の円盤でコーヒー豆をすり潰していくイメージであるのに対し、コーン式は2つの歯で豆を細かく切り刻んでいくイメージですね。
コーン式は臼式よりもさらに粉の均一性が高く、臼式よりも細かいエスプレッソ用の極細挽きも可能です。また、臼式とは異なり摩擦熱が発生しにくいので、コーヒーの香りも飛びにくいというメリットもあります。
ただし、臼式よりも構造が複雑なのでコーヒーの粉が非常に残りやすく、粉の掃除も臼式よりも手間がかかってしまいます。
お手入れが簡単なコーヒーフィルターは?
コーヒーメーカーには、ペーパーフィルターを使用するタイプとステンレスフィルターを使用するタイプがあります。
ペーパーフィルター:コーヒーの油分や雑味が吸着するので、すっきりとした味わいになる。
ステンレスフィルター:コーヒー本来の風味がダイレクトに味わえる。
ペーパーフィルターはランニングコストがかかりますが、コーヒーのカスをいっしょに捨てられるのでドリッパーも洗いやすくなります。一方、ステンレスフィルターはランニングコストはかかりませんが、コーヒーのカスがそのまま残ってしまうため後片付けがやや面倒です。
お手入れを簡単に済ませたい場合は、ペーパーフィルターを使用するコーヒーメーカーを選ぶようにするとよいでしょう。
各パーツの取り外しが可能なタイプの方がお手入れが簡単!
全自動コーヒーメーカーには、豆ホッパー(豆容器)、ドリッパー、水タンク、ガラスサーバーなどさまざまな部品があります。構造はメーカーによってさまざまで、脱着可能な部品もあれば、脱着ができない部品もあります。
お手入れができるだけ簡単な全自動コーヒーメーカーを選ぶ際は、脱着が可能な部品の多い機種を選ぶとよいでしょう。特に、豆ホッパーや水タンクは脱着できるとお手入れがしやすくなります。
また、脱着ができないタイプの全自動コーヒーメーカーでも、クリーン機能が付いている機種は比較的お手入れがしやすいでしょう。
自動内部洗浄機能付きもおすすめ!
ほとんどの全自動コーヒーメーカーは、使用するたびにミル歯を掃除したりパーツを洗ったりというような後片付けが必要です。脱着可能なパーツは取り外してからきれいにしてからまた取り付けるという手間がかかります。
しかし、一部の全自動コーヒーメーカーは、ミルやコーヒーメーカーの内部を自動で洗浄する機能が付いている機種があります。自動洗浄機能を搭載している機種は、コーヒーを入れ終わるたびにミルや内部を自動的に洗浄してくれます。取り外して掃除する手間が省けて便利なだけでなく、衛生的にも安心です。
お手入れが簡単な全自動式コーヒーメーカーのおすすめランキング
全自動コーヒーメーカーのお手入れは、おいしいコーヒーを淹れるためにもコーヒーメーカーを長持ちさせるためにも不可欠ですよね。市販されている全自動コーヒーメーカーはお手入れが簡単にできるようにいろいろと工夫されていますが、なかでも特におすすめの機種をランキング形式でご紹介します。
第1位 デロンギ 『マグニフィカ スタートECAM22020』
デロンギの全自動コーヒーメーカーは、コーヒー豆や水の計量から始まり、豆を挽く、抽出、カップに注ぐ、カスの排出、洗浄に至るまで、全て自動で行ってくれることが特徴です。
高性能のため価格も高めでハイエンドモデルは30万円を超える機種もありますが、 『マグニフィカ スタート』は手頃な価格で本格コーヒーを楽しめるコスパ抜群のエントリーモデルです。
マグニフィカスタートが届いた。手始めにアイスカフェラテ作ってみたら本当に美味しい。挽きたてのコーヒーの香りとエスプレッソのコクがたまらん。手動でドリップ入れるより圧倒的に時短だから仕事中にも気軽に飲める。これは最高… pic.twitter.com/7EYGwqAKEh
— むらこ (@snakuri) August 18, 2024
マグニフィカスタートのお手入れ方法
『マグニフィカ スタート』は、電源を入れた時と電源を切った時に自動で内部を洗浄する機能が付いています。また、コーヒー抽出後のコーヒーカスも自動でカス受けに排出されます。
ですから、面倒なミル歯の手入れは一切不要。使用後は、コーヒーカスを捨て、カス受け、トレイ、水タンクなどのパーツを取り外して水洗いするだけです。
それ以外のお手入れとして、定期的に抽出ユニットと豆ホッパーを掃除するだけ。こちらも1ヶ月に1回(もしくは1週間以上使用しなかった場合)に限られるので、お手入れの手間がとても少ない機種といえます。
『マグニフィカ スタート』のその他の特徴
『マグニフィカ スタート』のいちばんの特徴は、「カフェ・ジャポーネ」メニューが搭載されていること。ハンドドリップと同じような深蒸しレギュラーコーヒー機能(豆を蒸しながら抽出する方法)で、エスプレッソの旨味とドリップのすっきり感が融合した日本人好みのメニューです。
それ以外にも、エスプレッソとすっきりした味わいのスペシャリティのメニューが選べ、どれもボタン一つで簡単に本格コーヒーを楽しめます。また、手動のミルクフローサーが搭載されているので、カフェラテやカプチーノも簡単に楽しめます。
コーヒーの濃さや抽出温度、コーヒーの量もお好みで設定でき、自分好みのコーヒーを味わえることもうれしいポイントですよね。
第2位 パナソニック 『沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57』
パナソニックの『沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57』は、豆挽きから抽出までを自動で行うドリップ式の全自動コーヒーメーカーです。コーヒーの抽出前に水を沸騰させてから活性炭フィルターに通して水道水のカルキを90%カットする沸騰浄水機能が搭載されていることが特徴です。
ぼくは朝と昼食は食べないのでお仕事中の唯一の楽しみはコーヒー。
今までシロカの全自動コーヒーメーカーを使っていたんだけど、プラスチッキーな味がしてゲロ不味だったのよね。
今回Panasonicの全自動コーヒーメーカーを導入。
味もかなり美味いし何より掃除がめちゃくちゃ簡単なのが最高。 pic.twitter.com/fovUznzSTO— オガタ@ebay輸出 (@ebayogata) April 15, 2024
『沸騰浄水コーヒーメーカー』のお手入れ方法
パナソニック 『沸騰浄水コーヒーメーカー』のミルは縦型のプロペラ式を採用していて、さらにミルの自動洗浄機能を搭載しています。
ですから、ミルのお手入れはコーヒー豆を挽き終わったらメッシュフィルターを取り外して、ミルに付着しているコーヒーの粉を棒などで軽くたたいて落とすだけ。あとは、コーヒー抽出後にミルを自動洗浄してくれます。いちばん面倒なミルのお手入れがとても簡単にできる点が大きなメリットといえます。
それ以外は、水タンク、活性炭フィルター、バスケットなどを取り外して水洗いし、豆容器を布巾で拭くだけ。水洗いするパーツはやや多く感じるかもしれませんが、全て簡単に脱着できるので手入れがとても簡単です。
『沸騰浄水コーヒーメーカー』のその他の特徴
『沸騰浄水コーヒーメーカー』には、「リッチコース」と「マイルドコース」の2通りが用意されています。さらに、粗挽きと中細挽きの2種類のメッシュフィルターが付属しているので、コースとメッシュフィルターの組み合わせを変えることで4タイプのコーヒーを楽しめます。
マイルドコース | リッチコース | |
粗挽き | 渋みが少なくマイルド まろやかなストレートコーヒーや アメリカンコーヒーにおすすめ | 渋みを抑えで後味が良い ブレンドコーヒーにおすすめ |
中細挽き | コクと苦みのバランスが良い コクのあるストレートコーヒー におすすめ | しっかりとしたコクと苦み アイスコーヒーやカフェオレにおすすめ |
それ以外に、カフェインレスの豆をおいしく抽出できる「デカフェ豆モード」も搭載。カフェインレスのデカフェ豆はコクや旨味に物足りなさを感じがちですが、「デカフェ豆モード」を使うと就寝前などカフェインを抑えたい時でもコクのある味わい深いコーヒーを楽しめます。
第3位 ラドンナ 『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー K-CM9』
ラドンナの『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー K-CM9』は、豆の計量から抽出まで全自動で行うドリップ式の全自動コーヒーメーカーです。
また、排出口掃除、本体内部煮沸洗浄、豆挽き部内部のクリーニングと3つのクリーニング機能も搭載しているので、面倒な部分のお手入れも簡単に行えます。
食後に
ラドンナのコーヒーメーカーで
豆挽きストロングコーヒー入れて
アレクサにジャズをかけてもろて
まったりするのか日課になってきーたー!#コースターもおしゃんなやつ手に入れた pic.twitter.com/wU39riBn3z— めるびんぬ🧌✨ (@melbinmu03) July 20, 2022
『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』のお手入れ方法
『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』は構造がやや複雑なコーン式のミルが採用されているので、本来ならミルのお手入れはやや面倒です。しかし、『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』には豆挽き部内部のクリーニング機能が搭載されているため、ミルの歯に付着したコーヒーの粉や破片を簡単に掃除できます。
また、豆挽き部上部や挽き目調節ダイヤルは取り外しができるので、水タンクやドリップケースやしずく漏れ防止弁などといっしょに水洗いするだけでOKです。
また、排出口に付着したコーヒーの粉のクリーニング機能と、本体内部を煮沸洗浄するクリーニングコースも搭載されています。定期的にクリーニングすることで、お湯の出が悪くなる不具合が起こりにくくなり、衛生面でも安心です。
『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカ』のその他の特徴
『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカ』は、豆挽きやコーヒーの抽出だけでなく、豆の計量も自動でしてくれるので便利です。
また、マイルド(連続抽出)・ミディアム(蒸らしながら間欠抽出)・ストロング(蒸らしながらゆっくり間欠抽出)の3種類の味わいと、LOW(約83℃)・HI(約90℃)・アイスコーヒー(保温機能なし)の3パターンの抽出温度を選べるので、自分好みのコーヒーを簡単に抽出できます。
複数杯分のコーヒーを抽出した場合でも、長いノズルによってサーバー内のコーヒーが対流して均一の濃さを保つため、2杯目以降もおいしく飲めます。また、タイマー機能も搭載されているので、朝一番にコーヒーを飲みたい時にも便利です。
第4位 ツインバード 『全自動コーヒーメーカー 3杯用 CM-D457』
ツインバードの『全自動コーヒーメーカー』は、豆挽きから抽出までを自動で行うコーヒーメーカー。プロのドリップの技を再現した「6方向シャワードリップ」という独自のドリップ方式で本格的なおいしいコーヒーを味わえます。
コーヒー大好きマンなのですが名店カフェ・バッハのレジェンド田口護さんが監修しているツインバードのコーヒーメーカーが素晴らしいです。燕三条の国産のステンレス製ミルでゴリゴリと豆を挽き83度で抽出されるコーヒーは自分で淹れるよりもはるかに美味しくいただけます pic.twitter.com/Bn8J1twKs3
— Daigo/Field.Force MGR (@KaizukaF_F) June 7, 2024
ツインバード 『全自動コーヒーメーカー』のお手入れ方法
ツインバード『全自動コーヒーメーカー』の毎日のお手入れは、基本的にドリッパー、水タンクのフタとパッキン、サーバーなどを水洗いし、ドリップシャワー部に付着したコーヒーの粉と水分をキッチンペーパーで拭き取るだけで大丈夫です。
ミルは臼式を採用しています。ツインバードによるとミルのお手入れは週1回を目安に行うことを推奨しています。メンテナンス機能の「OPENモード」を使用してミルを取り外し、カバーを開けて内部を専用ブラシで掃除します。
また、ツインバードの全自動コーヒーメーカーの給水タンクは脱着ができないタイプです。そのため、1ヶ月に1度を目途に水タンク及び本体内部をクエン酸で洗浄します。洗浄はメンテナンス機能のCLEANモードとDRAINモードを使用して簡単に行えます。
ツインバード 『全自動コーヒーメーカー』のその他の特徴
ミルは臼式ですが、臼式とコーン式が融合したような独自の形状をしています。挽き目は、細挽き・中挽き・粗挽きの3段階に調整でき、独特の形状の歯で低速で挽くことで摩擦熱を抑えてコーヒー豆を均一に挽けるという特徴があります。
抽出するお湯の温度も2パターンがあります。一般的に適温とされる90℃と、ハンドドリップに適しているとされる83℃に設定できるので、使用する豆や豆の挽き目に応じて好みの温度のコーヒーを楽しめます。
コーヒーを蒸らす水量も杯数によって細かく設定されています。ドリップはこだわりの角度で6方向からお湯を注ぐことで、ムラのない抽出を行います。
また、抽出中のコーヒーの香りが広がるようにドリッパーの上の隙間を2cm開いています。これも、コーヒーを五感で楽しむためのこだわりだそうです。
第5位 メリタ 『アロマフレッシュ AFG622-1B』
世界で初めて「ペーパードリップシステム」を開発したコーヒー専業ブランドのMelittaの、ノウハウとこだわりが詰まった全自動コーヒーメーカーです。豆の計量から抽出までをボタンひとつで行えます。
見てこれ!かわいい!新しいコーヒーメーカー!!フォロワーさんに推してもらって買った、メリタのアロマフレッシュ!
ミルの音が先代のパナより低くて小さくて助かる!豆の通り道も部品外して手入れできるのが助かる!何より見た目がとてもかわいい!! pic.twitter.com/w0AbY55F7J— たな子 (@_okanat_) August 27, 2023
『アロマフレッシュ』のお手入れ方法
『アロマフレッシュ』のミルはコーン式ですが、お手入れがしやすいように工夫されています。
ミルの上歯は脱着式なので、取り外して専用のブラシで掃除します。ミルの下歯は取り外せませんが、下歯周辺の空間に詰まったコーヒーの粉を専用ブラシでほぐすだけでOK。あとはミルを空回転させて付着した粉を自動で払い落とします。
さらに、コーヒー粉の通り道も専用ブラシで簡単に掃除できるので、コーヒー粉がこびりつくことなくいつでもきれいな状態を保てます。水タンク、・内部フィルター、フィルターカバーなどは取り外して水で洗えます。
また、本体内部にカルキ汚れが蓄積した場合に知らせてくれる「CALC洗浄ボタン」が搭載されているので、点灯したら洗浄剤を入れて洗浄運転を行うことでカルキ汚れを洗浄できます。
『アロマフレッシュ』のその他の特徴
メリタの『アロマフレッシュ』は、「メリタ ゴールドスタンダード」と呼ばれるメリタ独自のハンドドリップのノウハウを基準に設計されています。
コーヒーの濃度は3段階から選べ、それによって使用するコーヒー豆の量が調節されます。また、濃度の設定だけでなく水の量や杯数の設定を変えることでもコーヒーの濃度を調節できます。
豆の挽き方は粗さが3段階から選べます。挽き目が粗いほど酸味の特徴が出やすく、細かいほど苦みが出やすくなります。豆の挽き方と濃度を細かく設定することで、自分好みのコーヒーを楽しめます。
タイマー機能も搭載しているので、好きな時間にコーヒーが飲めるようにセットできて便利ですよね。
第6位 シロカ 『コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこ PRO SC-C251』
シロカの『コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこ PRO』は、豆と水の計量から抽出までを全て自動で行うコーヒーメーカーです。コーヒー豆のこだわりの挽き方と2段階の抽出温度で、豆のおいしさを最大限に引き出したコーヒーを味わえます。
新しく買ったシロカのカフェばこProが届きました!
豆の軽量不要。
水の軽量不要。
アイスコーヒーも出来る。
超絶楽!!!
3万で手間が回避出来るなら、良い買い物した! pic.twitter.com/GTjRHTaCIE— ぽてーとぉ (@poteto8tumami) July 12, 2023
『カフェばこ PRO』のお手入れ方法
『カフェばこ PRO』のミルはコーン式。上部の歯は取り外して専用ブラシで掃除します。下部の歯は取り外し不可ですが「ミルお手入れ」モードで掃除ができます。
お手入れモードを使うと下歯の掃除も簡単に行えますが、『カフェばこ PRO』は豆ホッパーの脱着ができないので、ミルの取り外しはコーヒー豆を取り出してから豆ホッパーの底を外す必要があります。この作業に少々手間がかかってしまうことがやや難点といえるでしょう。
一方、バスケットリング、挽き目調節ダイヤル、給水タンク、バスケット、給湯口などは脱着式なので、取り外して水洗いします。豆ホッパーは脱着ができないので、汚れたら濡れ布巾で拭いてから乾燥させます。また、水タンクにカルキが付着してきた場合は、クエン酸による本体内部の高温洗浄を行います。
『カフェばこ PRO』のその他の特徴
『カフェばこ PRO』はミルの手入れがやや面倒という難点はあるものの、コーヒーをおいしく淹れる機能はとても充実しています。
『カフェばこ PRO』のこだわりの機能 | |
---|---|
ミル歯 | 前機種より改良された進化したコーン式を採用。 摩擦熱や挽きムラがさらに抑えられ、香り高いコーヒーを実現 |
豆の挽き目 | 目盛はダイヤル1(粗挽き)から5(細挽き)までの5段階だが、 挽き時間を設定することでさらに細かい調整も可能。 |
抽出温度 | 高温帯(約94℃:浅煎り豆におすすめ)と 低温帯(約84℃:深煎り豆におすすめ)の2種類の抽出温度を選べる。 |
その他 | ・「じかマグ」コースでマグカップに直淹れが可能 ・「デカフェモード」でカフェインレスの豆もおいしく淹れられる ・コーヒーに少量のお湯をかけてから30秒蒸らす「自動蒸らし機能」搭載 ・「タイマー予約機能」やミルを単独で使える「ミルのみモード」もあり ・別売りのステンレスフィルターも使用可能 |
かなり細かい調整が可能なので、手軽においしいコーヒーを飲みたい人にも自分好みにこだわりたい人にもおすすめのコーヒーメーカーです。
おすすめの全自動コーヒーメーカー!お手入れ方法の比較表
ご紹介した6機種の全自動コーヒーメーカーのお手入れ方法を一覧表にまとめてみました。選ぶポイントとしては、ミルが脱着できるかどうか、豆ホッパーが脱着できるかどうか、そして、水タンクが脱着できるかどうかを見るとよいでしょう。
機種 | ミルの種類 | フィルター | ミル歯の手入れ | ホッパー(豆容器) | 水タンク | 水洗い可能なパーツ |
---|---|---|---|---|---|---|
デロンギ 『マグニフィカ スタート』 | コーン式 | なし | 自動 | 脱着不可 布巾で拭く | 脱着式 | ・水タンク ・トレイ ・カップ受け ・カス受け ・水滴受け ・抽出ユニット (月1回) |
パナソニック 『沸騰浄水 コーヒーメーカー』 | 縦型 プロペラ式 | ペーパー | 自動洗浄 | 脱着不可 乾いた布で 拭き取って 自然乾燥 | 脱着式 | ・水タンク ・活性炭フィルター ・バスケット (フィルターカバー) ・バスケットふた ・ガラスサーバー ・サーバーのふた |
ラドンナ 『Toffy 全自動ミル付 カスタムドリップ コーヒーメーカー』 | コーン式 | ペーパー | 上部のみ脱着可能。 取り外して ブラシで掃除。 下部は クリーニング機能 +ブラシで掃除 | 脱着不可 布巾で拭く | 脱着式 | ・豆挽き部上部 ・豆タンクふた ・挽き目調節ダイヤル ・ドリップケース ・ドリップケースフタ ・水タンク ・水タンクふた ・ガラスサーバー |
ツインバード 全自動 コーヒーメーカー | 臼式 | ペーパー | 脱着式 取り外して ブラシで掃除 | 脱着式 取り外して ブラシで | 脱着不可 自動排水および クエン酸洗浄機能 あり | ・ガラスサーバー ・サーバーふた ・ドリッパー ・水タンクふた ・水タンクふたの パッキン |
メリタ 『アロマフレッシュ』 | コーン式 | ペーパー | 上歯は脱着式 取り外して ブラシで掃除 下歯は脱着不可 クリーニングモード で掃除 | 脱着式 取り外して ブラシで | 脱着式 | ・水タンク ・内部フィルター ・フィルターカバー (バスケット) ・ガラスサーバー ・サーバーふた |
シロカ 『カフェばこ PRO』 | コーン式 | ペーパー | 上歯は脱着式 コーヒー豆を 取り除いてから 取り外して ブラシで掃除 下歯は脱着不可 お手入れモード で掃除 | 脱着不可 布巾で拭く | 脱着式 | ・ホッパーふた ・バスケットリング ・ひき目調節ダイヤル ・水タンク ・ガラスサーバー ・バスケット ・給湯口 |
特にポイントとなる部分が、最も手入れに手間がかかるミルです。デロンギとパナソニックは自動洗浄機能が付いているので、ミルのお手入れはとても楽です。それ以外の機種も取り外せたりお手入れモードが搭載されていたりするため、お手入れもそれほど難しくはありません。
まとめ:全自動コーヒーメーカーはお手入れも比較的簡単で便利!
全自動コーヒーメーカーは、豆挽きからコーヒーの抽出までの工程をボタンひとつで行える便利なコーヒーメーカー。なかには、コーヒー豆や水を自動で計量してくれるタイプもあります。コーヒーを淹れるたびに豆を挽いて豆のおいしさを最大限に生かして抽出するため、簡単に本格的なコーヒーを楽しめることがメリットです。
全自動コーヒーメーカーはお手入れが簡単にできるように、メーカーごとにさまざまな工夫が施されています。そのため、思ったよりも手入れがしやすくなっています。
お手入れ方法はそれぞれに一長一短があるので、その他の機能やコーヒーの抽出方法やコスパなども考慮した上で選ぶとよいでしょう。ぜひ、お好みの全自動コーヒーメーカーを見つけてみてくださいね。