【フレンチプレス入門】コーヒーメーカーの選び方や特徴をご紹介
フレンチプレスコーヒーメーカーってどうやって使うの?ドリップとは何が違うんだろう?
フレンチプレスコーヒーメーカーはどれを選んだらよい?選び方やおすすめを知りたい!

フレンチプレスはコーヒーを抽出する器具(コーヒーメーカー)のひとつです。コーヒーのなかで最も一般的なペーパードリップとは、抽出方法だけでなく味わいや風味も全く異なります。

では、フレンチプレスとはいったいどのようなコーヒーメーカーで、ドリップコーヒーとはどのような違いがあるのでしょうか。また、フレンチプレスを購入する場合は何を基準に選べばよいのでしょうか。この記事では、フレンチプレスの基本的なポイントについてご紹介します。

Contents

フレンチプレコーヒーメーカーの特徴とは?ドリップ式と何が違う?

フレンチプレコーヒーメーカーの特徴とは?ドリップ式と何が違う?

フレンチプレスコーヒーメーカーとはどのような器具で、フレンチプレスで淹れたコーヒーはドリップ式と何が違うのでしょうか?最初に、フレンチプレスの特徴についてご紹介します。

フレンチプレスってどんなコーヒーメーカーなの?

フレンチプレスはその名のとおりフランス発祥のコーヒー抽出器具のことで、「コーヒープレス」・「コーヒープランジャー」・「プレスポット」などとも呼ばれています。

ガラスやプラスチックなどの筒状のサーバーにシャフトと金属製のフィルターが合わさったフタ(リッド)が付いた器具で、日本ではどちらかと言えば紅茶を淹れる器具として有名ですね。

使い方はとても簡単で、筒状のサーバーにコーヒーの粉と熱いお湯を入れてからフタをして、数分そのまま浸してからフィルターを押し下げるだけです。

ペーパードリップのように知識や技術を必要とせず、コーヒーの粉とお湯の量、浸漬時間を守ってマニュアル通りに行えば誰でも簡単に味わい深いコーヒーを淹れられます。

フレンチプレスを使ったコーヒーの淹れ方はとても簡単ですが、コーヒーの粉を直接入れてお湯を注いて使うので、ペーパードリップよりも後片付けに手間がかかってしまいます。その点がデメリットと言えるでしょう。

ドリップ式と何が違うの?

コーヒーの抽出方法には、フレンチプレスのようなプレス式の他に、ドリップ、サイフォン、エスプレッソなどいくつかの方法がありますが、すべて「透過式」「浸漬式」に分かれます。

透過式はコーヒーの層の中にお湯を通過させる抽出方法で、お湯がゆっくりとコーヒーの粉の間を通る間にコーヒーの成分がお湯に染み出していきます。一方、浸漬式はお湯の中にコーヒーを浸す抽出方法で、お湯の中に浸す間にコーヒーの成分がお湯の中に染み出します。浸漬式は日本茶や紅茶の淹れ方と同じような感じですね。

透過式と浸漬式の分類

透過式:ドリップ、エスプレッソ

浸漬式:フレンチプレス、サイフォン、水出し、パーコレーター

最も一般的な方法であるペーパードリップは透過式の抽出方法であるのに対し、フレンチプレスは浸漬式ということになります。そこが大きな違いですね。

フレンチプレスは簡単で再現性が高い!

ドリップコーヒーの風味や味わいは、お湯の温度、蒸らし時間、お湯の注ぎ方などに大きく左右されます。そのため、コーヒーをおいしく淹れるにはある程度の知識やテクニックが必要ですし、同じように淹れても風味や味わいはその都度変わります

それに対し、フレンチプレスを使って淹れる場合はコーヒーにお湯を注いで一定時間放置するだけ。技術も必要ありませんし、豆やお湯の量と放置時間をきちんと守れば、常に同じように本格派のコーヒーを淹れられます

つまり、フレンチプレスを使うと、いつでも簡単に本格派のおいしいコーヒーを味わえるということになりますよね。

フレンチプレスコーヒーはどんな味がする?ペーパードリップとの違い

コーヒー豆には15%前後の油脂(コーヒーオイル)が含まれていて、コーヒーの香りや味わいに大きな影響を与えます。例えば、コーヒーオイルが多いと口当たりは柔らかいですがコクがある濃厚な味わいとなり、逆にコーヒーオイルの量が少ないとすっきりとした味わいになります。

ペーパードリップの場合は、ペーパーフィルターがコーヒーオイルを吸着するので抽出したコーヒーにはオイルはあまり含まれずにすっきりとした味わいになります。

それに対し、フレンチプレスはオイルもそのまま抽出するため、口当たりの柔らかいコクのある濃厚な味わいになることが特徴です。

また、フレンチプレスは金属のメッシュフィルターを使用します。そのため、コーヒーの微粉がフィルターを通過してコーヒーの抽出液に入るため、少し粉っぽい舌触りになります。

フレンチプレスとエアロプレス・アメリカンプレスとの違い

フレンチプレスによく似たコーヒープレスに、「エアロプレス」と「アメリカンプレス」という抽出方法があります。抽出方法が似ているので、これらもフレンチプレスの一種のように捉えられることもありますが、この3つは全く別のものです。

エアロプレス

エアロプレスは、空気の力(空気圧)を利用して抽出する方法です。具体的には、お湯の中に1分ほど浸漬させてから空気圧を利用して30秒ほどかけてフィルターを通過させます。

つまり、エアロプレスは基本的には浸漬式ですが、圧力でフィルターを通過させるため通過式の要素も含んでいます。そのため、コーヒー本来の味わいをしっかりと感じられながらもすっきりとした味わいを楽しめます。

アメリカンプレス

アメリカンプレスは一見するとフレンチプレスにとてもよく似ていますが、上下にフィルターの付いた小さな入れ物(ポッド)を使用することが大きな特徴です。

このポッドの中にコーヒーの粉を入れてからお湯の入ったプランジャーにセットし、ポッドを押し下げることでコーヒーの粉の間をお湯が通過していきます。つまり、アメリカンプレスはドリップコーヒーと同じ通過式の抽出方法ということになります。ポッドを押し下げる際に圧力がかかるので、1分ほどの短時間で抽出できます。

圧力をかけてフィルターを通過させることで、コーヒーオイルをしっかりと感じながらもすっきりとした味わいになります。

フレンチプレスで紅茶も淹れられる?ティープレスとの違いは?

レトロな喫茶店などでフレンチプレスに紅茶を入れて提供しているのを見たことがありませんか?

フレンチプレスが日本に入ってきたのは1970年代頃だそうですが、当時、紅茶メーカーが紅茶を淹れるのにちょうど良いとして紅茶を淹れる器具として紹介したために、日本では長年フレンチプレスは紅茶用の器具として認識されていたようです。

しかし、本来はフレンチプレスはコーヒーを抽出するための器具です。紅茶を抽出してプレスすると茶葉が押しつぶされてえぐ味や苦みが出るため、紅茶の抽出には適していません。

一部のメーカーから販売されているコーヒーにも紅茶にも使えるフレンチプレスであれば、紅茶を淹れることは可能です。しかし、コーヒーを抽出するとコーヒーの香りや油分がポットに残ってしまうため、紅茶と兼用することはおすすめできません

どう選べばよい?フレンチプレスコーヒーメーカーの選び方をご紹介!

どう選べばよい?フレンチプレスコーヒーメーカーの選び方をご紹介!

フレンチプレスと聞くと、ガラス製の1人分サイズのものを思い浮かべるかもしれませんが、実はフレンチプレスにはいろいろなタイプがあります。どのようなタイプを選んだらよいのか、フレンチプレスを選ぶポイントについてご紹介します。

その1:フィルターの細かさと構造は要チェック!

フレンチプレスのフタ(シャフト)部分にはステンレス製のフィルターが付いています。コーヒーをお湯に浸した後にフィルターでコーヒーの粉を押し下げて上の抽出液だけを飲むため、フィルターが粉をたくさん通してしまうような構造だと粉だらけのコーヒーになってしまいます。

微粉はコーヒーの味わいに良い影響を与えますし、ある程度の微粉が混ざることはフレンチプレスの特徴でもありますが、できるだけ口当たりがなめらかな方がよいのであれば、目の細かいフィルターや二重構造になっているフィルターを選ぶようにしましょう。

また、フィルターと本体(ビーカー)の間に隙間があるとそこからコーヒーの粉が入ってしまうので、隙間が空いていないものを選ぶことも大切です。

その2:用途に合わせて素材を選ぼう!

フレンチプレス本体の素材は、主にガラス製、プラスチック製、ステンレス製の3つがあります。それぞれに、メリットとデメリットがあるので、用途や好みに合わせて選ぶようにするとよいでしょう。

素材メリットデメリット
ガラス見た目がおしゃれ
中の様子が見えやすい
割れやすい
お湯を注いだ時に熱くなりやすい
プラスチック軽くて割れにくい
価格が安め
臭いや色を吸着しやすい
見た目が安っぽい
ステンレス見た目がおしゃれ
割れない
保温機能の付いたタイプもある
中の様子が見えない
重い
価格が高め

また、メーカーによっては、ガラスビーカー、ステンレスフィルターなどのパーツを別売りしているフレンチプレスもあります。パーツの別売りがあると、ガラスが割れたりステンレスフィルターが劣化した時に取り換えられるので便利ですよね。

その3:飲む量に合ったサイズを選ぼう!

フレンチプレスは1人用の小さいサイズの他に、大きめのサイズも販売されています。例えば、ボダムというメーカーのフレンチプレスの場合は、家庭用に適した大きさには次のサイズがあります。

ボダムのフレンチプレスのサイズ

350ml(12oz):1~2杯

500ml(17oz):2~3杯

1000ml(34oz):5杯前後

ドリップコーヒーの場合も同じですが、フレンチプレスも大は小を兼ねません。大きいサイズで少量を淹れようとすると、フィルターが下まで下がりきらずにコーヒーの味わいに影響することがあります。必ず淹れる量に適したサイズを選ぶようにしましょう。

一番人気のブランド!ボダムでおすすめのフレンチプレスコーヒーメーカー6選

ボダム(BODUM)はデンマーク発祥でスイスに本拠地を置くメーカー。フレンチプレスの老舗だけあって、種類がとにかく豊富で一番人気と言えるブランドです。

デザイン性にも優れていて、見た目もとてもオシャレ。「Starbucks Coffee Japan」、「BLUE BOTTLE COFFE」、「MoMA Design Store」をはじめ多くのブランドとのコラボ商品も展開しています。

ボダムのフレンチプレスコーヒーメーカーの特徴と選び方

ボダムのフレンチプレスコーヒーメーカーにはたくさんの種類がありますが、基本的に構造はほぼ同じです。ほとんどが汚れの付きにくい耐熱ガラスのビーカーを使っていますが、プラスチック製やステンレス製のシリーズもあるので、用途や好みに応じて選べます。

リッド(フタ部分)はシャフトとフィルターユニットをすべて分解できるので、お手入れもしやすいですね。また、ガラスビーカー、フィルターなどは交換バーツが別売りされているので、破損や劣化した場合でも安心です。

ボダムには7種類のシリーズがありますがどのシリーズも機能的にはほとんど変わらないので、好みの素材とデザインで選ぶとよいでしょう。それでは、ボダムのフレンチプレスコーヒーメーカーのラインアップのなかから人気のシリーズをご紹介します。

ボダムの原点!BODUM CHAMBORD(シャンボール)

ボダムのフレンチプレスコーヒーメーカの代表的な存在で、ボダムの代名詞とも呼ばれているシリーズです。ヨーロッパらしいクラシカルでおしゃれなデザインは長年愛され続けていて、フレンチプレスコーヒーを提供しているカフェでもよく見かけます。

ドーム型のリッドとビーカーを支えるフレームはステンレス製であることが特徴的で、長く使用しても光沢が失われないように何層にもクロムメッキ加工が施されています。サイズ展開は350ml、500ml、1.0Lの3種類。色はシルバー、ゴールド、カッパー(ローズゴールド)の他、持ち手部分にカラフルに色を施したタイプもあります。

シンプルさが魅力!BODUM BRAZIL(ブラジル)

リッドとフレームが軽量プラスチックでできたシンプルでスタイリッシュなデザインで、”優れたデザインを手頃な価格で”というボダムのこだわりを象徴しているフレンチプレスコーヒーメーカーです。

デザインは、リッドがフラットで持ち手が三角のタイプと、ドーム型のリッドで持ち手が四角いタイプの2種類。どちらもシンプルでスタイリッシュです。どちらも、350mlと1.0Lのサイズ展開で、持ち手が三角の350mlのみ赤と白のカジュアルなタイプも販売されています。

シンプルながらもおしゃれな外観!BODUM KENYA(ケニヤ)

本体とリッドの直線的なデザインとフレームと持ち手の曲線的なデザインが見事に融合して、シンプルながらもとてもオシャレな雰囲気のフレンチプレスコーヒーメーカーです。

素材はブラジルと同じ耐熱ガラスと軽量プラスチックの組み合わせで、価格もお手頃です。サイズは350ml、500ml、1.0Lの3種類。色はブラックの1種類のみですが、見た目もかわいらしくどのようなインテリアにもマッチするデザインで、人気の高いアイテムです。

幾何学模様がおしゃれ!BODUM EILEEN(アイリーン)

ボダムの他のフレンチプレスとは一線を画した幾何学模様が目を引くアイリーン。20世紀にフランスで活躍した女性建築家でありインテリアプロダクトデザイナーのアイリーン・グレイをオマージュしてデザインされたアイテムです。

幾何学模様のステンレスのフレームはデザインがおしゃれなだけでなく、ガラスビーカー全面を守ってくれるのでガラスが割れにくくなるというメリットもあります。また、持ち手は人間工学に基づいてデザインされている握りやすい形状です。

サイズは、350ml、500ml、1.0Lの3種類で、色はゴールド、シルバー、カッパの他、ホワイトとブラックのモダンなタイプもあります。

スタイリッシュなステンレスポット!BODUM COLUMBIA(コロンビア)

ステンレスポットタイプのフレンチプレスコーヒーメーカー。洗練された曲線美が特徴的なデザインで、スタイリッシュでありながらかわいさも兼ね備えたアイテムです。

ポットは二重構造になっていて適度な保温性もあるので、数十分程度であれば飲み頃の温度でコーヒーを飲めます。

ステンレスで割れることがないので、アウトドアなど屋外でも利用しやすいですよね。ポットの表面は耐久性のあるクロムメッキ仕上げなので、傷が付きにくい仕様になっています。サイズは、350ml、500ml、1.0Lの3種類があります。

ボダム COLUMBIA(コロンビア)フレンチプレス1.0L
BODUM Japan

【番外編】外出先で便利な TRAVEL PRESS SET(トラベルプレスセット)

ボダムのおすすめのフレンチプレスを5つご紹介してきましたが、番外編として外出先で使いたい場合にピッタリのタンブラー型のフレンチプレスコーヒーメーカー「TRAVEL PRESS SET」も合わせてご紹介しますね。

トラベルプレスセットという名前の通り、ボダムのフタ付きタンブラーとフィルターの付いたリッドキャップがセットになっています。フィルター付きのリッドキャップには飲み口が付いているので、フレンチプレスでコーヒーを淹れた後はそのままタンブラーとしてコーヒーを飲めます

タンブラーは二重構造になっているのである程度の保温が効きます。ただし、あくまでステンレスボトルではなくタンブラーなので密閉性はありません。倒すと中身が漏れてしまうのでその点は注意してくださいね。

もちろん、普通のリッドを付けるとフタ付きのタンブラーとしても利用できます。容量は350ml。朝、コーヒーの粉をタンブラーに入れていき、職場でお湯を入れて飲むといった使い方に便利なアイテムです。

ザラザラが苦手な人におすすめ!微粉が少ないフレンチプレスコーヒーメーカー2選

ザラザラが苦手な人におすすめ!微粉が少ないフレンチプレスコーヒーメーカー2選

フレンチプレスはペーパードリップと違いコーヒーの微分が混入するので、どうしてもある程度の粉っぽさが残ってしまいます。そのため、フレンチプレス独特の粉っぽさを苦手と感じてしまう人も多いようです。

微粉はコーヒーのまろやかさやコクに影響を与えるので、ある程度混ざっている方がフレンチプレスの良さを楽しめます。

しかし、粉っぽさが苦手でできるだけ微粉を少なくしたい場合は、フィルターのメッシュが細かいタイプフィルターが二重になっているタイプ、フィルターの周囲にシリコンが付いていてビーカーに密着するタイプのフレンチプレスを選ぶとよいでしょう。

微粉が少なくなるタイプでおすすめのフレンチプレスコーヒーメーカーを2点ご紹介します。

ダブルメッシュが特徴!HARIO ハリオール7

HARIOのハリオール7は、名前の通り横から見ると数字の「7」に見えるデザインが特徴的な、リッドとフレームがすべてステンレス製のフレンチプレスコーヒーメーカーです。

ハリオのフレンチプレスのフィルターはボダムのフィルターよりも細かいことが特徴ですが、ハリオール7はダブルフィルターなので、さらに微粉が入りにくい構造になっています。

フレンチプレスなので微粉を完全にシャットアウトすることはできませんが、ボダムと比較しても微粉の残り方が少なくなるので一般的なフレンチプレスよりもすっきりとなめらかな舌触りになります。

また、ハリオの良質な耐熱ガラスは匂い移りや色移りがしにくいというメリットもあります。リッドはすべて分解できる上に、ガラスビーカー、フィルター、フィルターベース、フィルターホルダーとそれぞれのパーツが別売りで購入できるので、長く使えることもハリオのフレンチプレスの良さのひとつです。

特殊フィルターで微粉を除外!ESPRO フレンチプレスコーヒーメーカー

カナダのコーヒー器具メーカーESPRO(エスプロ)のフレンチプレスコーヒーメーカーは、微粉がほとんど出ないフレンチプレスとして海外を中心に人気があります。

微粉が少なくなる仕組みはダブルマイクロフィルター。一般的なフレンチプレスのフィルターよりも10倍前後細かいというカップ式のメッシュフィルターがカッチリと合わさることで、コーヒーの微粉を閉じ込めます。

ステンレスのフィルターなので、非常に小さな微粉は通り抜けるものの、一般的なフレンチプレスよりも微粉の量は圧倒的に少なく、コーヒーカップの底に沈む微粉もわずかです。

エスプロのコーヒープレスはガラスタイプのフレンチプレスの他、密閉できて保温機能のあるステンレスボトルタイプの「トラベルプレス」もあります。国内では取扱いが少なく価格が高めであることがネックですが、微粉が気になる人にはおすすめのアイテムです。

ESPRO 超軽量トラベルプレス 473ml
ESPRO

フレンチプレスコーヒーメーカーを使った基本的な淹れ方をご紹介!

フレンチプレスコーヒーメーカーを使った基本的な淹れ方をご紹介!

最後に、フレンチプレスコーヒーメーカーの基本的な淹れ方をご紹介します。マニュアル通りにすれば初心者でも本格的なコーヒーを簡単に淹れられます。

フレンチプレスに使用するコーヒー豆の挽き方と分量

コーヒー豆の挽き目は細かくなればなるほど味わい深くなりますが、挽き目が細かいとコーヒーに微粉が混ざって粉っぽくなってしまいます。逆に粗挽きだと微粉は混ざりにくくなりますが、コーヒー本来の味わいは控えめになります。

フレンチプレス用のコーヒー豆は中細挽き~粗挽きのお好みで選ぶとよいですが、初めての場合は中挽きがおすすめです。

また、豆とお湯の割合はレシピによってさまざまですが、コーヒー豆の12~17倍のお湯を淹れるレシピが多いですね。コーヒー豆がお湯を吸うため、抽出量は少し少なめになります。お湯の温度は95℃程度が適当です。沸騰して火を止めてから20秒くらい待って注ぐとよいでしょう。

フレンチプレスの取扱説明書にレシピが記載されているので、まずはその通りに淹れてみることをおすすめします。

フレンチプレスの基本的な淹れ方をご紹介

では、フレンチプレスの基本的な淹れ方をご紹介しましょう。

用意するものは、フレンチプレスコーヒーメーカー(プランジャー)、はかり、計量カップ、タイマー。そして、コーヒーの粉とお湯です。

フレンチプレスの基本の淹れ方

1.フレンチプレスコーヒーメーカーとコーヒーカップを熱いお湯で温めておく。

2.フレンチプレスに分量のコーヒーを入れて、分量のお湯を注ぐ。

3.スプーンなどで全体を混ぜてからフィルターを上げた状態にしたままフタをして、そのまま4分ほど放置する。

4.上がっているフィルターを3~5秒ほどかけてゆっくりと押し下げる。

5.カップに静かに注いで完成。

フレンチプレスコーヒーはストレートで味わうだけでなく、一般的なコーヒーと同じようにミルクを合わせてカフェオレにしたりアイスで飲んだりしても楽しめます。

まとめ:フレンチプレスコーヒーメーカーは簡単に本格派コーヒーを楽しめる!

ハンドドリップはコーヒーの蒸らし方、お湯の注ぎ方などによって味わいが変わるので、ある程度の知識やテクニックが必要です。

それに対し、フレンチプレスはマニュアル通りの手順で行えば、誰でも簡単に本格派のコーヒーを楽しめる点がメリットです。また、フレンチプレスコーヒーメーカーは電動のコーヒーメーカーよりもコストがかからないので、手軽に始められます。

フレンチプレスコーヒーメーカーは似たようなタイプが多いですが、購入する場合は、フィルターの構造、容量、素材をチェックして選ぶとよいでしょう。

フレンチプレスが気になる人は、好みのフレンチプレスコーヒーメーカーを購入してぜひ試してみてくださいね。

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