ダイソーの550円コーヒーミルの真の実力は?使い勝手や口コミを調査!
ダイソーに500円のコーヒーミルが売ってたけど本当に使えるの?
ダイソーの500円コーヒーミルがスゴイらしいって聞いたけど、ホントかな?使った人の本音が知りたい!

挽きたてのコーヒーって香りが良くておいしいですよね。有名メーカーのコーヒーミルなら手動の安いものでも2,000円はしますが、なんとダイソーでは500円(税込み550円)のコーヒーミルが販売されています。

あまりの安さにネットやSNSでも話題になっていますが、安いがゆえに本当にコーヒー豆をちゃんと挽けるのか、使い勝手がよいのか不安になりますよね。

そこで、ダイソーの500円のコーヒーミルは本当にちゃんと使えるのかどうか、使い勝手はどうなのか、ユーザーの口コミを調査してみました。

ダイソーの500円コーヒーミルってどんなミル?構造と性能をご紹介!

ダイソーで販売している500円の手動コーヒーミルは、いったいどのようなミルなのでしょうか。最初に、ダイソーの500円コーヒーミルの基本的な構造や性能についてご紹介します。

大きさや素材など基本的な構造は?

ダイソーのコーヒーミルは500円(税込み550円)でコーヒーミルとしては破格の安さですが、見た目はなかなかスタイリッシュで安物感はありません。大きさは直径が7.7cmで高さが17cm。本体はガラス製で、重さは約410gとけっこうずっしりとしています。

ダイソーのコーヒーミルの素材

ミル部分:ポリプロピレン(100℃)、ABS樹脂(70℃) 

フタ:PCTG樹脂(80℃) 

調節ダイヤル、回転軸:ABS樹脂(70℃)

ミルのハンドル、固定ネジ、ネジ止め、バネ、回転軸:ステンレス鋼

粉受け:ガラス 

食洗機は使用できませんが、すべて水洗いが可能です。ハンドルは引き出し式になっていて、収納時はコンパクトになるので邪魔になりません。

コーヒーミルの要!ミル刃の素材や構造は?

手動コーヒーミルの刃は、大きく分けると臼式(フラットカッター式)とコーン式(コニカル式)があります。臼式は上下に重なり合っている刃がコーヒー豆を潰すイメージですね。一方、コーン式は、円錐型(cone型)の刃が固定された筒状の刃の中で回転して、コーヒー豆を粉砕していくイメージです。

ダイソーの500円コーヒーミルはコーン式です。コーン式は摩擦熱が起きにくいので香りが飛びにくいというメリットがあり、豆を細かく挽くことも得意です。

また、刃の素材はステンレスとセラミックがありますが、ダイソーのコーヒーミルの刃はセラミック製です。セラミック製はステンレスよりも摩擦熱が起きにくいのでコーヒー豆の風味を損ないにくく、耐久性にも優れています。また、水洗いできるのでお手入れが簡単というメリットもあります。

その反面、ステンレスより切れ味が劣るため粒度が不均一になりやすく、微粉も出やすいという特徴もあります。コーヒーミル刃としてはステンレス製の方が優秀ですが、ステンレス製の刃は高価なので、500円ではセラミック製が妥当というところでしょうか。

500円なのに挽き目調整機能がスゴイ!

ダイソーの500円のコーヒーミルのいちばんのおすすめポイントが、コーヒー豆の挽き目(粒度)を粗挽き・中挽き・中細挽き・細挽き・極細挽きの5段階に調整できるという点です。

一般的な手動コーヒーミルには挽き目調節ネジが付いていて、これを回すことで挽き目を調節します。挽き目調節ネジは無段階に挽き目を調節できます。

しかし、手動コーヒーミルの多くは、挽き目調節ネジを回すためにハンドル等の部品をすべて外す必要があり、挽き目も目で見て調節するため少し面倒です。

しかし、ダイソーのコーヒーミルは、本体のダイヤル部分を回して好みの目盛に合わせるだけ。とても簡単に挽き目調節ができる上に、粒度の目安がわかりやすいので初心者にも使いやすいですよね。

500円でこれだけの機能が備わっていることは、かなり優秀だと言えるでしょう。

ダイソーのコーヒーミルの容量は?一度に何人分を挽ける?

ダイソーの500円のコーヒーミルは一度に何人分のコーヒー豆を挽けるのでしょうか?

ホッパー(豆タンク)にコーヒー豆を入れてみると、満タンで約20gのコーヒー豆を入れられます。コーヒー豆は1人分で10~15gを使用するので、1度に挽けるコーヒー豆の量はおよそ1.5~2人分というところですね。

ちなみに、ポーレックスの『コーヒーミル・2ミニ』の容量は約20g、ハリオの『コーヒーミル・セラミックスリム』は約24gなので、他のコンパクトサイズの手動コーヒーミルとだいたい同じくらいの容量と考えてよさそうです。

ダイソーの500円コーヒーミルの使い勝手は?口コミを調査!

ダイソーの500円コーヒーミルの使い勝手は?口コミを調査!

500円という破格の価格にしては、なかなかの機能を備えているダイソーのコーヒーミルですが、その本当の実力はどうなのでしょうか?使い勝手の良さや品質について、ユーザーの口コミを調査してみました。

挽き目の調節のやりやすさは?

挽き目の調節は本体を回して好みの目盛に合わせるだけの簡単設計ですが、実際の使い勝手はどうなのでしょうか?

SNSやインターネット上の口コミを見ても、挽き目の調節が簡単でわかりやすいという声が多数見られました。他の有名メーカーの手動ミルを使った経験のある人からしても、やはりダイヤルを目盛に合わせる方式は使いやすいようです。

また、挽き目調節が合わせやすいというだけでなく、ダイソーのコーヒーミルは挽いたコーヒーを受ける部分がガラスでできているため、挽いた豆の粒度を目で見て確認できます

そのため、少し挽いてから思っていた粒度と異なる場合は、途中で挽き目を調節し直すことも可能です。途中で調節し直す場合も、ダイヤルを回すだけで調節できるので簡単ですよね。

ハンドルの回しやすさはどう?収納のしやすさは?

ダイソーのコーヒーミルは引き出し式になっていて、コーヒー豆を挽く時はハンドルを伸ばしてから使用しますが、ハンドルの回しやすさはどうでしょうか?

SNSやインターネットでの口コミを見ていても、ハンドルが回しづらいという意見が多数見られました。

これは、ハンドルが短いことと、取っ手のつまみが小さいことが原因のようです。収納性を考えて小さく短く作られているようですが、小さいハンドルはやはり使いにくそうです。

また、個体の当たり外れの要素が大きいかもしれませんが、引き出し式のハンドルが硬くて引き出せない、もしくは元に戻らなくなるという口コミもたびたび見られます。

このような現象が多く見られるのは、価格が安い弊害と言えるかもしれませんね。

ハンドルを改造して使っている人も多数!

ハンドルの使いにくさに対してSNSで意外に多かった対処法が、ハンドル部分の簡単な改造です。多くの人は、ステンレス取り付け金具を利用してハンドルを長くしたり、つまみ取っ手を取り換えて握りやすくしたりしています。どちらも100均で調達できるのでお金をかけずに改良できそうですね。

なかには、電動ドリルを利用してミルを電動で回せるように改造している人もいます。

これなら、楽にコーヒー豆を挽けそうですね。ダイソーのコーヒーミルの改造方法については、インターネット上やYou Tubeなどで数多く公開されているので初心者でも簡単にできそうです。

1杯分のコーヒー豆を挽くためにかかる時間は?

では、コーヒー豆を挽く速度はどうでしょうか。多くのユーザーが、ダイソーの500円コーヒーミルで1人分のコーヒー豆を挽くために時間がかかりすぎると感じているようです。

口コミ情報をいろいろ見ていると、ダイソーのコーヒーミルで1人分のコーヒー豆を挽くためにかかる時間は、回す速度や挽き目の細かさにもよりますが3分半から5分程度が一般的です。

他のメーカーの手動コーヒーミルは、高級ステンレス刃のもので1分弱、一般的なグレードでも1~2分程で1人分の豆を挽ける機種が多いので、ダイソーのコーヒーミルはかなり時間がかかってしまうことになりますよね。これは、ハンドルを軽く回せるようにするためにギアを嚙ませる構造になっていることが原因です。

ハンドルとミル刃のギア比が約3:1なので、ミル刃を1回転させるのにハンドルを約3回転回させる必要があります。コーヒー豆を挽くためにかなり時間がかかってしまうので、ストレスと感じている人も多いようです。

挽く際のコーヒーの香りを存分に楽しめることも手動コーヒーミルのメリットなので、時間がある時にゆっくりと楽しむとよいですね。

挽いた豆の大きさや均一度は?

ダイソーのコーヒーミルには、5段階の挽き目調節機能が搭載されていて、しかもダイヤルを回すだけで簡単に調節できることがいちばんのメリットと言っても過言ではありません。この調節機能はちゃんと機能しているのでしょうか。

SNSやインターネット上の口コミを見ていると、5段階の挽き分けがしっかりとできていて、粒子の均一性に多少ムラはあるものの、「思っていた以上に挽き目がそろっていた」「これくらいなら、まあ合格ラインだと思う」と捉えている人が多いようです。

ただし、5段階のうち粗挽きは少し粗すぎるし極細挽きは細かすぎるので、実際に使うことが多い挽き具合は、中挽き、中細挽き、細挽きの3段階でよさそうという意見も見られました。

ガラス製の粉受けの使いやすさは?

ダイソーの500円コーヒーミルの粉受けはガラス製です。直径が7.5cmあるのでスリム感はなく、ずっしりとした安定感があります。このガラス製の粉受けの使い勝手はどうでしょうか。

ガラス製の粉受けに対しては賛否両論があります。コーヒー豆を入れるホッパーには最大でも20gしか入らないにもかかわらずガラスの瓶が無駄に大きすぎるという意見や、逆に、大きいから洗いやすくてよい、という口コミもありました。

また、ガラス瓶の直径が7.5cmあるので、豆を挽く時に掴みにくいという意見もあるようです。ガラス製の粉受けに対する評価は人によってかなり違う印象ですね。

お手入れのしやすさは?

コーヒーミルはお手入れのしやすさも重要なポイントです。コーヒーの粉がミル内部に残りやすい構造だと、残った粉が酸化して次に挽く時に風味が悪くなってしまいます。ダイソーの500円コーヒーミルのお手入れのしやすさを、ユーザーはどう思っているのでしょうか。

お手入れのしやすさについても賛否両論があり、水洗いできるのでお手入れが簡単という意見と、ミル部分が分解できないから細かい部分が洗いにくいという意見が見られました。

一般的に、ステンレス刃のミルは錆びる可能性があるので水洗いはNGですが、セラミック刃は水洗いが可能です。

ダイソーの500円コーヒーミルの刃はセラミックなので水洗いできるので便利ではあるものの、刃を取り外して洗えないため細かい部分の手入れがしにくいと感じている人も多いようです。

安すぎて壊れやすいのでは?耐久性はどうなの?

ダイソーのコーヒーミルは500円という破格の価格ですが、あまりに安いと壊れやすいのではないかと思ってしまいますよね。はたしてダイソーの500円コーヒーミルの耐久性はちゃんとあるのでしょうか。

残念ながら購入してから短期間で壊れてしまったという人もいますが、SNSやインターネットを見る限り、ダイソーのコーヒーミルが壊れやすいという声はそれほど多くありません。なかには、何年も愛用しているという人もいるようです。

基本的に、セラミック刃は耐久性に優れていると言われています。破損しやすい部分は、刃よりもハンドル(ギヤ部分)が多いようですね。一般的な手動みるよりもたくさん回す必要があるので劣化しやすいのかもしれませんね。

ダイソーの500円のコーヒーミルはもう買えないって本当?!

SNS上では、ダイソーの500円のコーヒーミルを買いたいけれど、探してもなかなか見つからないという投稿も多く見かけます。

なかなか売ってないのでもう販売終了しているのでは?と不安に思っている人も多いようですが、2024年11月時点では、ダイソーの500円のコーヒーミルは店頭でも販売されています

人気商品なので在庫のない店も多いようですが、ダイソーのアプリでは店頭在庫を調べられるので、ぜひ活用してみてくださいね。

他の100均のコーヒーミルと比較!キャン・ドゥとダイソーはどっちが使いやすい?

他の100均のコーヒーミルと比較!キャン・ドゥとダイソーはどっちが使いやすい?

100円ショップのキャンドゥでもコーヒーミルを販売しています。『手回しコーヒーミル』という商品で、価格はダイソーと同じ500円(税込み550円)です。

キャンドゥのコーヒーミルもなかなか評判の良い商品ですが、ダイソーのコーヒーミルとはどちらが使いやすいのでしょうか。ダイソーのコーヒーミルとキャンドゥのコーヒーミルを比較してみましょう。

キャンドゥの『手回しコーヒーミル』の素材は?

キャンドゥのコーヒーミルの本体はステンレス製でスタイリッシュなデザインです。割れない素材で軽量のため、キャンプなど屋外での使用にも適しています。

キャンドゥのコーヒーミルの素材

本体:ABS樹脂・ステンレス鋼・セラミック 

フタ:ABS樹脂 

ダイヤル、回転軸:ABS樹脂

ハンドル、鉄・ABS樹脂

ネジ部:ABS樹脂

カップ(粉受け):AS樹脂 

直径は6.3cmで高さは15.5cm。ダイソーのコーヒーミルよりも細くてひと回り小さい印象です。本体がステンレス製なので重さも約255gと軽量です。

ダイソーのコーヒーミルはホッパー(豆入れ)に豆を20g入れると満タンですが、キャンドゥのコーヒーミルは20g入れてもまだ余裕があります。

底の部分にプラスチックの粉受けが入っていて、回転させるとロックが外れて取り外しできる構造になっています。ミル刃はダイソーと同じようにセラミック製のコーン式が使われています。

ダイソーのコーヒーミルと大きく異なる点は3つ!

キャンドゥのコーヒーミルは、構造面や機能面でダイソーのコーヒーミルとは大きく異なる点が3点あります。詳しく見ていきましょう。

その1:ハンドルの長さ

ダイソーのコーヒーミルのハンドルは引き出し式ですが、キャンドゥのハンドルは折りたたみ式です。ハンドルを折りたたむと本体からほとんど出ないので収納性はとても良いです。

ダイソーのコーヒーミルのハンドルと圧倒的に異なる点がハンドルの長さです。ダイソーのコーヒーミルのハンドルが約7cmであるのに対し、キャンドゥは約9cm。2cmほどの差がありますが、本体の直径がダイソーよりも1.5cmほど小さいので、体感的にはハンドルはダイソーよりもかなり長いため圧倒的に回しやすく感じます

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その2:ギア比(豆の挽き時間)

ダイソーのハンドルとミル刃のギア比は3.5:1くらいで、ミル刃を1回転させるためにはハンドルを約3周させる必要があります。それに対し、キャンドゥーのハンドルとミル刃のギア比は1:1で、ハンドルを1周するとミル刃も1回転します。

この構造の違いは豆の挽き時間に大きく影響していて、キャンドゥのコーヒーミルが1人分のコーヒー豆を挽くためにかかる時間は、ダイソーのコーヒーミルの1/2~1/3程度で済みます。

ダイソーのコーヒーミルのハンドルは軽い力で回せるけれども時間がかかり、キャンドゥのコーヒーミルのハンドルはやや重めだけども速く挽けることが特徴です。

その3:挽き目(粒度)の調整方法

キャンドゥーのコーヒーミルも挽き目の調節が可能です。キャンドゥのコーヒーミルはハンドルが取り付けてある中央部分のダイヤルを回して調整します。

ダイソーのコーヒーミルの挽き目調整ダイヤルは5段階の目盛が付いていますが、キャンドゥの挽き目調整ダイヤルは無段階であることが特徴です。時計回りに回すと細かくなり反時計回りに回すと粗くなるので、ダイヤルを回して自分の好みの粒度に調整するというわけですね。

そのため、慣れていないと挽き目を調節しにくいことが難点です。粉受けが外から見えないので、挽いた豆の様子もわかりづらいですよね。また、挽き目調節ダイヤルがハンドルの根元に付いているので、ハンドルを回しているうちに少しずつずれてしまうという口コミも見られました。

ダイソーのコーヒーミルとキャンドゥのコーヒーミルはどちらがおすすめ?

ダイソーのコーヒーミルとキャンドゥのコーヒーミルはどちらも500円で破格の安さですが、どちらの方が使いやすいのでしょうか。大きさや機能面を比較してみましょう。

ダイソーのコーヒーミルキャンドゥのコーヒーミル
価格500円(税込550円)500円(税込550円)
大きさ直径7.7cm×高さ17cm直径6.3cm×高さ15.5cm
重量約410g約255g
主な素材ガラスステンレス
ミル刃セラミック製のコーン式セラミック製のコーン式
粉受けガラス製プラスチック製
ハンドルの長さ約6cmで回しづらい約8cmで回しやすい
ハンドルの操作性軽いやや重い
豆入れの容量約20gでいっぱい約20g入れてもまだ余裕がある
挽き目調節5段階のダイヤル式で調整は簡単無段階のダイヤル式で調整が難しい
1人分(10g)の
コーヒー豆の挽き時間
3分半~5分程度1分~2分程度
水洗い可能(食洗機は不可)可能(食洗機は不可)

大きさや使い勝手を比較してみると、それぞれに一長一短があります。どちらも、安いから壊れやすいということも特にないようですし、好みで選ぶとよいでしょう。

挽き目の調節のしやすさを優先するならダイソーのコーヒーミルが、ハンドルの回しやすさと挽き時間の速さを優先するならばキャンドゥのコーヒーミルがおすすめです。

ダイソーのコーヒーミルはなかなか優秀!有名メーカーの代用として十分使える!

ダイソーのコーヒーミルは500円というコーヒーミルとしては破格の安さです。機能面や使い勝手もなかなか優秀なのでコスパはかなり良いと言えるでしょう。

いちばんのポイントは5段階の挽き目調節が簡単にできる点です。コーヒーに詳しくない人でも、ダイヤル目盛を合わせるだけで粗挽きから極細挽きまで挽き分けができるのでとても便利ですよね。

その反面、ハンドルが短い上にたくさん回さないとコーヒー豆を挽けないので、1人分のコーヒー豆を挽くだけでも時間がかかって大変というデメリットもあります。

コーヒー豆の挽き具合もなかなか優秀です。コーヒー通の人には物足りない部分もあるでしょうが、コーヒーミルの入門編としては十分に使える商品であると言えます。

ダイソーのコーヒーミルは人気のため品薄ですが、ダイソーアプリから店頭在庫が確認できるので活用してみてくださいね。

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