えごま油の選び方とおすすめ商品5選

最近、テレビ番組などでも、しばしば紹介されるえごま油。

いいな!と思い、ネットで調べてみても、様々なメーカーから、価格帯もマチマチの商品が発売されていて、選びにくいこともあるのではないでしょうか?

筆者は職業柄、色々と試食することが多く(笑)その中で出会った、オススメのえごま油について、ご紹介していきたいと思います。

えごま油はどうやって選べばいいの?

1.えごま油の比較ポイント(その1):加熱 or 非加熱

えごま油には、「加熱」商品と「非加熱」商品があります。これは、搾油する際に、加熱して搾油したのか、加熱をせずに搾油したのか、の違いです。

通常、えごまの実から、えごま油を搾油する場合、160度~210度という高温が必要になるのですが、加熱をすると、えごま油に含まれる重要な栄養素である不飽和脂肪酸のα-リノレン酸等が劣化してしまうため、搾油に時間はかかるが、よりフレッシュな状態で搾油のできる、非加熱製法の方がよい、と言われています。

※そのため、一般的には、非加熱のえごま油の方が、加熱されたえごま油よりも、若干高値で販売をされていることが多いように感じます。

また、若干ややこしいのですが、「加熱」と「非加熱」以外に、「低温加熱」と呼ばれる製法をとっているものもあります。全くの「非加熱」とは区別されますが、品質の程度としては、「加熱」と「非加熱」の丁度真ん中あたりと認識していれば大丈夫そうです。

2.えごま油の比較ポイント(その2):酸価の程度

酸価(誤字ではありません)というのは、油がどれだけ劣化(酸化)しているのかを表す指標です。この値が高い商品は、劣化の程度が大きいため、食用として不適となります。

※正確には、酸価は「1gの油の中に存在する遊離脂肪酸を中和するのに必要な水酸化カリウムのミリグラム数」という定義がされています。

平成28年頃に、国民生活センターが、市場流通している20商品の酸価等を調査・発表したことがあり、それによると劣化の度合いの酷い商品は、全20商品中、4商品ほどありました。

 ⇒参考資料

酸価の値が大きいとされている商品については、当サイトでは紹介しませんのでご安心ください('-'*)

3.えごま油の比較ポイント(その3):味と香り

ポイント、と書かせて頂きましたが、品質のよいえごま油は、無味無臭です(サラダ油のようなイメージです)。若干、サラダ油よりもサラサラとしていて口当たりが軽い印象があります。

あえて、ポイント、としたのは、劣化している油には嫌な臭いがするものがあるためです。

開封時には問題がなくとも、常温保存をしていたために劣化が進んだケース(通常は、冷蔵保存が推奨されています)なども考えられますので、少し念頭に置いておいて頂ければと思います!

※ちなみに、もっともよい保存方法は、冷凍保存と言われています。冷凍保存をしても固まることはありませんので、使う分は冷蔵保存、保存しておきたい分は冷凍保存、がオススメです。

おすすめのえごま油5選

おすすめ商品(その1):太田油脂 毎日えごまオイル 3g×30包

その品質と価格設定のお手頃さから、最近、よくTVでも取り上げられている、太田油脂製のえごま油です。

こちらは、3g入りの個袋が30包入った商品となりますので、瓶入りの商品より管理がしやすく、一日に摂取したい適量が1包で摂取できますので、健康維持のために習慣として続けたい、という方にもオススメの商品です。

【購入者の声】

ずいぶん前からお世話になっている商品です。劇的に効いてる!という感覚は無いのですが、同類のオイルサプリやボトルタイプなど色々試した結果これが続けやすくて生き残ってます。使い切りだし、持ち運べるし、劣化もそれほど気にせず使えるので。好きな商品です。

引用元:Amazon.co.jp

サラダにかけたり、料理に使ったりというよりも小袋のまま旅行に持ち歩いて、1日3gを飲んでいます。封も切りやすく、そのまま手を汚さずに3gを飲むことができ味もまろやかでとてもいいですね。

引用元:Amazon.co.jp

おすすめ商品(その2):太田油脂 えごまオイル 180g入

こちらも太田油脂の商品となります。太田油脂ばかりを紹介するつもりではないのですが…、人気の高い商品のため、触れない訳にはいかず、取り上げさせて頂いています。

こちらは瓶タイプになりますので、卓上で使ったり、ドレッシングに使ったりなど、しっかりとお使いになられる場合にオススメです。太田油脂のえごま油は、非加熱で搾油された後、綺麗に精製されていますので、食べやすいクセのなさが特徴です。

【購入者の声】

マルタのオイルでは「亜麻仁オイル」か「えごまオイル」がちょうどいいサイズ感でオススメですが、この2つのうちどちらかを選ぶなら断然「えごまオイル」❗ なぜならオメガ3脂肪酸が60%入ってるからです。これが亜麻仁オイルだと50%に…
どちらもクセのないオイルなので選ぶなら値段も手に入れやすさもこのえごまオイル一択かなと思います。もう何度もリピートしてます❗青汁に入れたり直に飲んだりしてます🎵

引用元:Amazon.co.jp

きっかけは体調を良くするために購入しましたが、エキストラヴァージンオリーブオイルのように、サラダやパンに使ってみるととても美味しくハマってしまいました。健康への効果はすぐに出るものではないでしょうが、その美味しさから続けてみたいと思う商品です。サラダにはこちらのオイルたっぷりと、好みのドレッシング少々をかければ糖質、塩分オフにもなって身体に良い上にとても美味しいです。

引用元:Amazon.co.jp

おすすめ商品(その3):朝日 えごま油 170g入

朝日社製のえごま油。こちらは、低温加熱で搾油されたえごま油ですが、無臭で使いやすく、質のよいえごま油です。価格がリーズナブルなのもオススメポイントです。

ただ、質は悪くないのですが、海外製のえごまの実を国内で加工している点について、不満の声も寄せられているようです。

【購入者の声】

色々なえごま油が出ていますが 臭いがあって飲みにくく 捨てたのも有るのですが これは無臭で とても飲みやすい。毎朝スプーン1杯。

引用元:Amazon.co.jp

スーパーのエゴマ油の棚にはこの商品しか余っておらず、あやしいなーと思いつつ購入。いくら探しても原産地が書かれておらず。販売元がが川崎市宮前区!えええ?首都圏…あんな所で?生産はもちろん、製造できるわけもなく、調べたら中国産。。。やっぱり!!中国産なら買ってないです。。。しっかり原産地を記載して欲しいです。国内製造と記載されていますが、原材料が大事でしょう。詐欺感半端なく。。。こういうのは違反じゃないのか?

引用元:Amazon.co.jp

おすすめ商品(その4):肥後製油 きくちの生搾りえごま油 45g

熊本県に本社を構える、肥後製油社製のえごま油。熊本県で唯一のJAS認定工場で作られるえごま油は、品質にこだわりを持ち、口コミで人気が広がっています。

原材料のえごまは、熊本県の菊池地区(大津町・菊陽町)で無農薬、無化学肥料で栽培、収穫された「黒えごま」のみを使用しているので、非常にフレッシュ。生食に適した商品です。

ただ、難点を挙げるとすると、若干内容量が少ない点でしょうか。一度、試して頂きたい商品です。

【購入者の声】

生野菜、茹で野菜、常備してある野菜のピクルス等に胡椒とこれをかけるだけで、十分おいしいです。最近はわざわざドレッシングを作ることもなくなりました。さらっとしていて癖のない味で、においもほとんどありません。わずかにえごまの味を感じます。このすっきりしたたたずまい、とても洗練された味だと思います。ただ価格が高いのが残念だけど、国産にこだわると仕様がないのかもしれません。

引用元:Amazon.co.jp

おすすめ商品(その5):創健社 えごま一番 270g

最後にご紹介するのは、創健社の「えごま一番 270g」。

大容量サイズで、コスパ的には最強かと思います。こちらは、純粋なえごまだけのえごま油ではなく、「ゴマ油」が数%ほどブレンドされているので、えごまの香り(無臭に近いですが)が苦手だけれど、健康のために、えごま油を摂取したい、といった方には特にオススメの商品です。

【購入者の声】

味は無味の油とごま油の中間のようなあっさりとした風味です。生サラダ等にかけると、しつこすぎずちょっと香ばしい感じになりおいしいです。我が家では、塩コショウ、黒酢などと混ぜるとさらにおいしいドレッシングになりました。

引用元:Amazon.co.jp

初えごまです。体にいいと聞いて試してみました。ほんのり胡麻の香りが好きです。油分もしつこくないし、さらっとしています。量もちょうど良さそうです。他の商品を使ったことがないので比較できませんが、毎日使って満足しています。

引用元:Amazon.co.jp

さいごに

色々なえごま油をご紹介してきましたが、ご参考になりましたでしょうか。今回紹介をしたえごま油は、筆者が実際に試食(試飲?)をして、「いい!」と思った商品ばかりですので、みなさんにも感じて頂けると嬉しいです。

中でも、一度、みなさんに試して頂きたい商品は「肥後製油 きくちの生搾りえごま油 45g」ですが、コスト的な側面と、品質的な側面のバランスもあると思いますので、普段使いには他の油を・・・と使い分けるのもよいかもしれませんね。

最後までお読み頂きありがとうございました('-'*)

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