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『ねこまんま』は作るのが面倒な時や急いで食べたい時に重宝する究極の”かきこみ飯”ですよね。実は、簡単でサッと食べられるねこまんまは、実はオートミールとも相性が良いのです。
『ねこまんま』といえば、ごはんに味噌汁をかける食べ方と、ごはんにかつお節を乗せる食べ方の二通りがありますよね。この記事では、それぞれのねこまんまをオートミールでおいしく食べる方法とねこまんまのいろいろなアレンジ方法をご紹介します。
Contents
オートミール×味噌汁のねこまんま!おいしい作り方とアレンジ方法

味噌汁にオートミールを入れて食べる場合、味噌汁の中にオートミールを入れて加熱する方法と、米化したオートミールに味噌汁をかけて食べる方法がありますよね。
今回は『ねこまんま』ということで、米化したオートミールに味噌汁をかけて食べる方法と、そのアレンジ方法についてご紹介します。オートミール×味噌汁のねこまんまは、時間がない時の朝ごはんや食欲がない時などにもおすすめです。
オートミール×味噌汁のねこまんまのおいしい作り方とは?
オートミールねこまんまは、基本的に米化したオートミールに味噌汁をかけるだけ!とてもシンプルで簡単です。
通常は1食分のオートミールの目安は30~50g程度ですが、味噌汁ねこまんまにする場合は30~40gくらいが適当です。
【材料】(1人分)
オートミール 30g~40g
水 オートミールの倍量
【米化の方法】
1.耐熱容器にオートミールと水を入れて軽く混ぜ、5~10分程度ふやかす。
2.ラップをせずに600wの電子レンジで1分30秒加熱する。
3.レンジから取り出し、箸で軽くかき混ぜて余分な水分を飛ばしながら粗熱を取る。
オートミールを米化したら、あとは温めた味噌汁やお湯を入れたインスタント味噌汁をかけるだけでねこまんまは完成です。お好みで、ねぎや三つ葉などの薬味を乗せてもよいですね。
オートミール×味噌汁のねこまんまで栄養を摂るには?
オートミールには、食物繊維、鉄やマグネシウムや亜鉛などのミネラル、ビタミンB群などは白ごはんより豊富に含まれていますが、オートミールでねこまんまを作ってもそれだけでは1食分に必要な栄養素は全然足りません。
味噌汁オートミールねこまんまで、1食分に必要な栄養を取ることはほとんど不可能ですが、それでもできる限り栄養価を高めるためにはできるだけ具材のたくさん入った味噌汁をかけてねこまんまを作るようにしましょう。
具体的には、たまねぎ、にんじん、大根、ごぼうなどの根菜類、ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、卵、大豆製品、豚肉などのたんぱく質、わかめなどをたくさん入れる方法がおすすめです。豚汁でも良いですね。
具材をたくさん入れると、オートミールねこまんまの栄養価が高まる上に腹持ちも良くなって一石二鳥ですよ。
インスタント味噌汁のオートミールねこまんまのちょい足しアレンジ5選

オートミール×味噌汁のねこまんまを食べる場合、できるだけ栄養を摂れるように具材をたくさん入れた味噌汁をかける方法がおすすめですが、インスタント味噌汁を使った場合は、栄養価がとても低くなってしまいます。
そこで、オートミール×インスタント味噌汁のねこまんまで少しでも多く栄養を摂れるようにするためにおすすめのちょいたしアレンジレシピを5つご紹介します。もちろん、自家製の味噌汁でアレンジしてもOKです。
アレンジその1:栄養強化!卵と小松菜としめじのオートミールねこまんま
栄養価の高い食材を組み合わせて手軽に栄養価を上げられるオートミールねこまんまです。たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルを強化できます。

【材料】(1人分)
オートミール 30~40g
水 オートミールの倍量
小松菜 2~3株程度
しめじ 1/4パック程度
卵 1個
インスタント味噌汁 1食分
【作り方】
1.オートミールは米化しておく。
2.小松菜は3cmくらいに切り、しめじは軸を取って小分けにしておく。
3.耐熱容器に小松菜としめじを入れ、ラップをふんわりとかけて600wの電子レンジで2分加熱する。
4.鍋にインスタント味噌汁の分量のお湯を沸かし、お湯が沸騰したら溶き卵を入れる。
5.卵を入れて一煮立ちさせたら火を止め、インスタント味噌汁を入れる。
6.器に米化したオートミールと加熱した小松菜としめじを入れ、5の味噌汁をかけてねこまんまにする。
【ポイント】
・お湯に卵を溶いてかき玉汁にする代わりに、卵をそのまま落として半熟卵にしてもよいでしょう。
アレンジその2:腸活におすすめ!納豆とオクラのネバネバオートミールねこまんま
栄養満点の納豆にオクラを加えたオートミールねこまんまです。味噌汁に納豆は合わないような気がするかもしれませんが、意外に相性が良い組み合わせです。納豆とオクラをねこまんまに加えることでたんぱく質と水溶性食物繊維を強化でき、腸活にもおすすめのレシピです。

【材料】(1人分)
オートミール 30~40g
水 オートミールの倍量
インスタント味噌汁
納豆 1パック
オクラ 4本
ねぎ 適宜
【作り方】
1.オートミールは米化しておく。
2.オクラは熱湯で1分程度ゆで、ヘタを取って小口切りにしておく。
3.器に米化したオートミールとオクラと納豆を入れ、熱湯を入れたインスタント味噌汁をかけてねこまんまにする。
4.お好みで薬味のねぎを乗せる。
【ポイント】
・自家製味噌汁でオートミールねこまんまにする場合でも納豆とオクラで栄養価が高まるので、腸に良いおすすめのレシピです。
アレンジその3:キムチたっぷり!キムチーズオートミールねこまんま
キムチとチーズで味にアクセントを付けたオートミールねこまんまです。
味噌とキムチとチーズはアンバランスなようで、とても相性の良い組み合わせですよね。オートミールねこまんまにもキムチとチーズを入れることで、いつもとは違う味を楽しめます。
キムチには生きて腸まで届く乳酸菌がたっぷりと入っているので、腸活にもおすすめです。

【材料】(1人分)
オートミール 30~40g
水 オートミールの倍量
インスタント味噌汁
キムチ 60~70g
ピザ用チーズ ひとつかみ(10g程度)
ねぎ、白ごまなど 適宜
【作り方】
1.オートミールは米化しておく。
2.器に米化したオートミール、キムチ、ピザ用チーズを乗せ、熱湯を入れたインスタント味噌汁をかけてねこまんまにする。
3.お好みでねぎや白ごまを薬味として乗せる。
【ポイント】
・キムチとチーズの量はお好みで加減してください。
アレンジその4:DHAたっぷり!サバ缶と長ねぎのオートミールねこまんま
サバの水煮缶を丸ごと入れた食べ応えのあるオートミールねこまんまです。サバ缶をたっぷり入れることでたんぱく質や不足しがちなオメガ3系脂肪酸もしっかりと摂れます。

【材料】(1人分)
オートミール 30~40g
水 オートミールの倍量
インスタント味噌汁
サバ水煮缶 1/2缶
長ねぎ(白い部分) 5cmくらい
チューブのおろししょうが 適量
白ごま 適宜
【作り方】
1.オートミールは米化しておく。
2.長ねぎは小口切りにしておく。
3.器に米化したオートミールを入れ、上にサバ缶1/2缶を汁ごと乗せ、熱湯を入れたインスタント味噌汁を入れてねこまんまにする。
4.上に長ねぎ、おろししょうが、白ごまを乗せる。
【ポイント】
・薬味として、千切りにした大葉やみょうがを乗せてもよいでしょう。
アレンジその5:夏におすすめ!冷や汁風オートミールねこまんま
『冷や汁』は、宮崎県の平野部を中心に食べられている郷土料理です。もともとは、暑く湿度の高い夏の宮崎で農民たちが麦ごはんに味噌を乗せ、水をかけて食べていたことに由来すると言われています。
そこから、地元の産物を生かした郷土料理に発展し、魚の干物、きゅうり、なすなどを入れて食べるようになったようです。蒸し暑い夏に食べやすく栄養をしっかりと摂る昔の人の知恵から生まれた郷土料理ですね。
今回は、ツナ缶とインスタント味噌汁で手軽に作れる冷や汁風のオートミールねこまんまをご紹介します。

【材料】(1人分)
オートミール 30~40g
水 オートミールの倍量
インスタント味噌汁
ツナ缶 1/2缶
絹ごし豆腐(充填豆腐) 70~80g
きゅうり 1/2本
大葉、白ごま、おろししょうが 適宜
【作り方】
1.オートミールは米化しておく。
2.きゅうりは小口切りに、大葉は千切りにしておく。豆腐は食べやすい大きさに切っておく。
3.インスタント味噌汁は少量の熱湯で溶き、具材がふやけたら熱湯の残りの分量の水を入れ、冷蔵庫で冷やしておく。
4.器に米化したオートミール、ツナ缶、きゅうり、豆腐を入れて3の汁をかけ、お好みで大葉、白ごま、おろししょうがを乗せる。
【ポイント】
・ツナ缶の代わりにサバの水煮缶を入れるとさらに栄養価がアップします。
・なすやみょうがを入れるとさらに本格的になります。
かつお節のオートミールねこまんまのアレンジレシピ3選

『ねこまんま』はもともと、西日本では出汁の効いた味噌汁をかけて食べ、東日本はだしを取った残りのかつお節をごはんにかけて食べていたと言われています。そのため、かつお節を乗せてしょうゆをたらしたごはんを『ねこまんま』と呼ぶこともあります。
ここからは、かつお節をごはんに乗せたオートミールねこまんまのアレンジレシピを3つご紹介します。かつお節のオートミールねこまんまは、米化したオートミールが味気ない場合のアレンジにおすすめです。
栄養価は高くないのでオートミールを米化して食べる場合と同じように、栄養のあるおかずといっしょに食べるようにしましょう。
かつお節のオートミールねこまんまその1:バター醤油味のねこまんま
普通のかつお節のねこまんまは、かつお節にしょうゆをたらして食べますが、バターを加えることでコクのあるオートミールねこまんまになります。大葉と白ごまとの相性がとても良いねこまんまです。

【材料】(1人分)
オートミール 30~50g
水 オートミールの倍量
かつお節 適量
バター 5~10g
しょうゆ 適量
大葉・白ごま 適量
【作り方】
1.大葉は千切りにしておく。
2.オートミールは米化し、レンジから取り出したら箸で軽く混ぜて余計な水分を飛ばし、バターを混ぜ込んでおく。
3.器に米化してバターを混ぜ込んだオートミールを盛り、かつお節を乗せてお好みの量のしょうゆをたらし、大葉と白ごまを乗せる。
【ポイント】
・バターの量はお好みで加減してください。
・しょうゆの代わりに麺つゆをかけてもよいでしょう。
かつお節のオートミールねこまんまその2:ごま油香る温玉ねこまんま
かつお節のねこまんまは卵との相性も抜群です。ごま油がふんわりと香る温玉入りのオートミールねこまんまのご紹介です。

【材料】(1人分)
オートミール 30~50g
水 オートミールの倍量
温泉卵 1個
かつお節 適量
ごま油 適量
麺つゆ 小さじ1
青ねぎ 適量
【作り方】
1.オートミールは米化しておく。
2.青ねぎは小口切りにしておく。
3.麺つゆとごま油を混ぜておく。
4.器に米化したオートミールを盛り、上にたっぷりのかつお節を乗せる。
5.かつお節の真ん中にくぼみを作り、そこに温泉卵を置き、上からごま油を混ぜた麺つゆをかけ、青ねぎを乗せる。
■温泉卵の作り方(3~4個分)■
1.厚手の鍋に1L(5カップ)の湯を沸かす。
2.お湯が沸騰したら、200ml(1カップ)の水を入れて火を止める。
3.冷蔵庫から出した卵を割れないようにそっと湯の中に入れ、ふたをして12分待ってから取り出す。
【ポイント】
・温泉卵を1~2個だけ作る場合は10~11分くらいを目安にするとよいでしょう。逆に冬場は1分くらい長めに置きましょう。
かつお節のオートミールねこまんまその2:かいわれ大根のマヨねこまんま
ピリッとしたかいわれ大根とマヨネーズしょうゆ風味の相性がピッタリで、やみつきになるオートミールねこまんまです。ピリ辛のかいわれ大根の風味とマヨネーズがアクセントになって、オートミールのクセが苦手な人も食べやすくなります。

【材料】(1人分)
オートミール 30~50g
水 オートミールの倍量
かいわれ大根 1/4パック
かつお節 適量
しょうゆ 小さじ1
マヨネーズ 適量
【作り方】
1.オートミールは米化しておく。
2.かいわれ大根は根を切り落とし、2cmくらいの長さに切っておく。
3.かつお節にしょうゆを混ぜておく。
4.器に米化したオートミールを盛り、上にかいわれとかつお節を乗せ、その上からマヨネーズをかける。
【ポイント】
・マヨネーズとわさびを混ぜたわさびマヨネーズをかける方法もおすすめです。
まとめ:簡単!時短!米化したオートミールでねこまんまを楽しもう!
味噌汁をかけるねこまんまもかつお節をかけるねこまんまも、米化したオートミールとも相性がピッタリ!簡単に作れる上に、オートミール特有のクセをカバーしてくれるので、オートミールが少し苦手な人にもおすすめの食べ方です。
味噌汁のオートミールねこまんまは、できるだけ栄養バランスが良くなるように具だくさんの味噌汁をかける方法がおすすめですが、具材の少ないインスタント味噌汁をかけてねこまんまを作る場合は、ちょい足し具材でアレンジしてみましょう。
一方、かつお節のオートミールねこまんまは、いわゆる”ごはんのお供”的な食べ方ですね。栄養バランスを良くするためには他のおかずといっしょに食べる方法がおすすめです。
味噌汁のオートミールねこまんまもかつお節のオートミールねこまんまも、どちらもアレンジ自在なので自分好みの食べ方を見つけてみてくださいね。