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1回分のオートミールは30~50gが適当と言われています。しかし、毎回オートミールをキッチン量りを使って測るのはなかなか面倒…。はかりを使わないオートミールの測り方はあれば便利ですよね。
今回はそのようなご要望にお応えして、キッチンスケールの代わりに計量カップや計量スプーンを使った1回分のオートミールの測り方をご紹介します。
Contents
はかりを使わないオートミールの測り方!使用する器具とうまく測るコツ

調理の際に食材や調味料を測る器具はいろいろありますよね。一般的によく使用する200ccの計量カップでも1回分のオートミールを測れないことはないのですが、目盛に合わせて入れるとなると誤差が大きくなってしまいます。
はかりを使わずにできるだけ正確な測り方をするコツは「すりきり1杯」で測ること。すりきりにすることで測り方による誤差を小さくできます。
オートミールのできるだけ正確な測り方ができる器具をご紹介!
オートミールをすりきり1杯を測るのに適した器具にはどのようなものがあるのでしょうか。はじめに、オートミールの1回分のできるだけ誤差の少ない測り方に便利なおすすめの計量器具をご紹介します。
計量スプーン(大さじと小さじ)
調味料などを測る場合によく使う計量スプーンは、雑貨屋やスーパー、100均など入手しやすい計量器具ですよね。大小さまざまな大きさの計量スプーンが何本かセットで売られていることが多いですが、基本的には大さじ(15cc)と小さじ(5cc)があれば、オートミールもできるだけ正確な測り方ができます。
プロテインの計量スプーン(20cc)
計量スプーンは調味料など少量を測る場合には便利ですが、量が多くなると何度も測らないといけなくなるので少し面倒です。そこで、活躍する器具がプロテイン用の計量スプーンです。
プロテインを購入すると付属で付いているスプーンの多くが20ccの計量スプーンです。計量スプーンの大さじよりも少し大きいのでオートミールを測る場合にも便利に使用できます。
インターネット通販などでは20ccの他に30ccや50ccのプロテイン用計量スプーンも販売されています。
ミニ計量カップ
ダイソーで販売されている「ミニ計量カップ」も、オートミールの正確な測り方をしたい場合に便利です。
大さじ1~3杯、小さじ1~6杯の目盛が付いているので、大さじ2杯や小さじ2杯などの量を一度にまとめて測れるスグレモノ。また、5~50ccの目盛も反対側に付いているので200ccの計量カップでは測れない50cc以下の量を図る場合にも便利です。
この計量カップに満タンに水を入れると約75cc入ります。プロテイン用の計量スプーンよりもさらに多くの量を測れるので、オートミールの1回分を測る場合にとても便利です。
お米用の計量カップ(0.5合)
炊飯器を購入すると付属でお米を測る計量カップが付いていますよね。これはお米1合が測れるカップで、1杯は約180ccです。雑貨屋やインターネット通販では、0.5合を測れる計量カップも販売されています。
0.5合カップは約90ccで、ミニ計量カップよりもさらに多くのオートミールを測れます。ですから、多めの測り方をする場合に便利です。
計量カップや計量スプーンを使うオートミールの測り方の注意点
計量カップや計量スプーンは、液体や粉末のものを測る場合には誤差はそれほど大きくありません。しかし、オートミールは粒が大きく形も不ぞろいなので、測り方によっては誤差が大きくなってしまうことがあります。
計量カップや計量スプーンでできるだけ誤差がないようにオートミールを測るためには、測り方にちょっとしたコツが必要です。
基本的には、多めにすくって表面を箸などで平らにならす測り方をするようにしましょう。そうすることで、測るたびに多くなったり少なくなったりすることを避けられます。
また、スプーンやカップにトントンと振動を与えると目詰まりして重くなってしまうので、それも避けるようにしましょう。毎回同じような測り方をすることが、誤差を少なくするポイントです。
計量カップ・スプーンを使ったロールドオーツの1回分の測り方

オートミールを米化してごはんの代わりに食べている人も多いですよね。米化にはロールドオーツを使うことが多いですが、はかりを使わない1人分のロールドオーツの測り方はどのようにすればよいのでしょうか。
ロールドオーツの計量スプーン・カップ1杯は何グラム?
計量スプーンの大さじと小さじ、プロテイン用の計量カップ(20cc)、ミニ計量カップのすりきり1杯分のロールドオーツはそれぞれ何グラムになるのか、実際に測って確認してみました。
それぞれの器具でオートミールを山盛りすくってから箸で表面を平らにならし、はかりで重さを測るという測り方で3回測定して回の平均値を出しました。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
計量スプーンの大さじ1杯のロールドオーツの量
まず、計量スプーンの大さじでロールドオーツをすりきり1杯を取り、重さを測ってみました。


ロールドオーツを計量スプーンの大さじにすりきり測った3回の平均値は7.4gでした。
計量スプーンの小さじ1杯のロールドオーツの量
次に計量スプーンの小さじでロールドオーツをすりきり1杯を取り、重さを測ってみました。


計量スプーンの小さじの場合は、ロールドオーツすりきり1杯を測った3回の平均値は2.5gでした。
プロテインスプーン(20cc)1杯のロールドオーツの量
市販のプロテインに付属している20ccの計量スプーンで1杯分のロールドオーツの重さを測ると以下のようになりました。


20ccのプロテインスプーンすりきり1杯の重さの平均値は9.8gでした。
ミニ計量カップ1杯分のロールドオーツの量
ダイソーで売っているミニ計量カップで、すりきり1杯のロールドオーツの重さはどのくらいでしょうか。

ミニ計量カップすりきり1杯のロールドオーツの量の平均値は31.4g。オートミールのお粥や雑炊の適量や、米化の少なめの1回分の量が30gなので、ミニ計量カップを使う測り方でちょうどいい具合ですね。
お米用計量カップ0.5合分のロールドオーツの量
もう少し多い量を測る場合は、ミニ計量カップよりも大きい0.5合のお米カップを使うとよさそうですね。では、ロールドオーツを0.5合のお米用の計量カップで測るとどれくらいの量になるでしょうか。

0.5合のお米用の計量カップの場合、ロールドオーツの重さの平均は39.1gとなりました。これは、米化した場合に1人分に適した測り方と言えますね。
はかりを使わないロールドオーツ(30g・40g・50g)の測り方
計量スプーン、プロテイン用計量スプーン、ミニ計量カップ、お米0.5合用の計量カップでロールドオーツのグラム数をまとめると以下のようになります。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|
大さじ(15cc) | 7.3g | 7.4g | 7.6g | 7.4g |
小さじ(5cc) | 2.5g | 2.4g | 2.6g | 2.5g |
プロテインスプーン(20cc) | 9.7g | 10.0g | 9.8g | 9.8g |
ミニ計量カップ(75cc) | 31.6g | 31.5g | 31.2g | 31.4g |
お米計量カップ(0.5合) | 39.9g | 39.5g | 39.6g | 39.7g |
この結果を踏まえて、はかりを使わない場合の30g、40g、50gのロールドオーツの測り方として、以下の方法がおすすめです。
30gのロールドオーツのおすすめの測り方
1.ミニ計量カップ1杯
2.プロテイン用計量スプーン(20cc)3杯
3.計量スプーン大さじ4杯
40gのロールドオーツのおすすめの測り方
1.お米0.5合用計量カップ1杯
2.プロテイン用計量スプーン(20cc)4杯
3.ミニ計量カップ1杯+プロテイン用計量スプーン(20cc)1杯
4.ミニ計量カップ1杯+大さじ1杯+小さじ1杯
5.大さじ5杯+小さじ1杯
50gのロールドオーツのおすすめの測り方
1.お米0.5合用計量カップ1杯+プロテイン用計量スプーン(20cc)1杯
2.ミニ計量カップ1杯+プロテイン用計量スプーン(20cc)2杯
3.プロテイン用計量スプーン(20cc)5杯
4.大さじ6杯+小さじ2杯
はかりを使わないクイックオーツと粉砕したオートミールの測り方

オートミールの米化やオートミールを使った雑炊やリゾットは、ロールドオーツの他に少し細かいクイックオーツもよく使います。
また、オートミールを使用してお菓子やパンを作る際や、お好み焼きやハンバーグのつなぎとしてオートミールを使用する場合は、クイックオーツや粉砕して粉末状にしたオートミールを使うことが多いです。
クイックオーツや粉砕したオートミールをはかりを使わない測り方には、どのような方法があるのでしょうか。
クイックオーツの計量スプーン・カップ1杯は何グラム?
計量スプーンの大さじと小さじ、20ccのプロテイン用計量スプーン、ミニ計量カップ、0.5合用のお米用計量カップのそれぞれすりきり1杯分のクイックオーツは何グラムなのでしょうか。ロールドオーツと同じように、それぞれ3回測って平均を出してみました。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|
大さじ(15cc) | 7.6g | 7.9g | 7.7g | 7.7g |
小さじ(5cc) | 2.6g | 2.7g | 2.7g | 2.7g |
プロテインスプーン(20cc) | 10.3g | 9.9g | 9.9g | 10.0g |
ミニ計量カップ(75cc) | 32.1g | 31.9g | 31.6g | 31.9g |
お米計量カップ(0.5合) | 40.8g | 41.5g | 39.7g | 40.7g |
クイックオーツもロールドオーツとだいたい同じくらいのグラム数ですが、ロールドオーツよりもほんの少し多めの量になることがわかりますよね。クイックオーツは計量スプーンや計量カップで測った時に、ロールドオーツよりも粒が細かく目詰まりをする分、ロールドオーツよりも1杯分の量がほんの少しだけ多めになります。
はかりを使わないクイックオーツ(30g・40g・50g)の測り方
クイックオーツは、同じ大さじ1杯やカップ1杯でもロールドオーツよりも少しだけ多めになりますが、その差は微々たるものです。したがって、クイックオーツも基本的にはロールドオーツと同じような測り方で問題ありません。
ロールドオーツよりもほんの少しだけ重くなることを踏まえたおすすめの方法は以下の通りです。
30gのクイックオーツのおすすめの測り方
1.大さじ4杯
2.プロテイン用計量スプーン(20cc)3杯
3.ミニ計量カップ1杯
40gのクイックオーツのおすすめの測り方
1.お米0.5合用計量カップ1杯
2.プロテイン用計量スプーン(20cc)4杯
3.ミニ計量カップ1杯+プロテイン用計量スプーン(20cc)1杯
4.ミニ計量カップ1杯+大さじ1杯+小さじ1杯
5.大さじ5杯+小さじ1杯
50gのクイックオーツのおすすめの測り方
1.お米0.5合用計量カップ1杯+プロテイン用計量スプーン(20cc)1杯
2.ミニ計量カップ1杯+プロテイン用計量スプーン(20cc)2杯
3.プロテイン用計量スプーン(20cc)5杯
4.大さじ5杯+小さじ4杯
粉砕したオートミールの計量スプーン・カップ1杯は何グラム?
粉砕したオートミールもロールドオーツと同じような測り方で、計量スプーンの大さじと小さじ、20ccのプロテイン用計量スプーン、ミニ計量カップ、0.5合用のお米用計量カップのすりきり1杯分の重さをそれぞれ3回ずつ測って平均を出してみました。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|
大さじ(15cc) | 9.6g | 10.5g | 10.3g | 10.1g |
小さじ(5cc) | 3.5g | 3.5g | 3.7g | 3.6g |
プロテインスプーン(20cc) | 12.9g | 12.8g | 13.0g | 12.9g |
ミニ計量カップ(75cc) | 37.5g | 37.4g | 37.6g | 37.5g |
お米計量カップ(0.5合) | 49.1g | 49.2g | 48.9g | 49.1g |
オートミールを粉砕してパウダー状にして計量スプーンなどで測ると、ロールドオーツと違ってほとんどすき間ができないためにロールドオーツよりもかなり多い量を測れます。
はかりを使わない粉砕オートミール(30g・40g・50g)の測り方
オートミールをお菓子やパンなどに使う場合は、できるだけ正確にグラム数を測りたいですよね。パウダー状にするとロールドオーツやクイックオーツよりと同じような測り方をしても誤差は出にくいので測りやすいというメリットがあります。
粉砕したパウダー状のオートミールは、計量スプーンの大さじすりきり1杯でほぼ10gです。ですから、はかりを使わない測り方としては、計量スプーンの大さじを使う方法がいちばん確実です。
30gならば大さじ3杯、40gならば大さじ4杯、50gならば大さじ5杯をすりきりで測るとよいでしょう。
まとめ:オートミールの計量スプーンでの測り方の目安は覚えておくと便利!
オートミールを米化したり、雑炊やリゾットにして食べたりする場合の1人分は30~50gが適量とされています。また、オートミールでお菓子やパンを作る際も1人分は30gを目安とするケースが大半です。
パンやお菓子を作る場合は材料は正確に測る必要があります。一方、オートミールの場合は少しくらい誤差があってもなんとかなるため、大さじ1杯あたりの重さの目安を覚えておくと便利ですね。
大さじ1杯あたりの重さはロールドオーツやクイックオーツは約7g、粉砕したパウダー状のオートミールは約10gと覚えておくと、だいたいの量を簡単に測れます。
できるだけ正確な測り方をしたい場合は、計量スプーンだけでなく、20ccのプロテイン用計量スプーン、ミニ計量カップ、0.5合のお米用の計量カップなどを組み合わせて測るとよいでしょう。