ウコンとヘパリーゼ、効くのはどっち?効果と違いを比較してみた。
のん
二日酔いにお悩みの方、飲むのは好きだけど翌日に酔いを残したくない方に読んで頂きたい記事です。

ウコンとヘパリーゼの違いについて

ウコンとヘパリーゼの違いについて

ウコンとヘパリーゼは何が違うの?

ウコンとヘパリーゼ、どちらも二日酔い対策としてかなり有名ですが、その違いをご存知の方は意外と少ないかもしれません。

大切なのは、効くか効かないか、という点であるのは間違いありませんが、そもそも成分が全く異なる2つですので、どちらを服用するかを判断するためには、やはり違いを知っておく必要があります。

ウコンとは…

ウコンはショウガ科の植物。ウコンには、メジャーな品種としては春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種類がありますが、一般に流通しているウコンは「秋ウコン」(後述の成分「クルクミン」が豊富に含まれているため)です。

また、ウコンは英語名では「ターメリック」と呼ばれ、カレーの香辛料としても使われています。

インドが世界一のウコン生産国で、そこでは、上記の3品種にとどまらず、50種類近い種類のウコンが生産されていると言われています。

ヘパリーゼとは…

ヘパリーゼは、ゼリア新薬工業株式会社が製造販売を手掛ける商品のブランド名称で、こちらの主成分は、「肝臓水解物(かんぞうすいかいぶつ)」です。

肝臓水解物」とは、品質の良いレバー(肝臓)に消化酵素を加えて、分解したもので、これをヒトが摂取しやすいように手を加え、ドリンク・又は錠剤にしたものが、ヘパリーゼです。

ですので、上記をシンプルにまとめると、次のようになります。

  • ウコン:植物由来の成分。医薬品ではない。健康食品に近い位置づけ。
  • ヘパリーゼ:動物性由来の成分。一般用医薬品(第二類医薬品、第三類医薬品等 (注)一部、医薬部外品の商品もあります)

ウコンとヘパリーゼ、効果に違いはある?

ウコンとヘパリーゼ、それぞれ成分が異なることはご説明しましたが、二日酔い対策の効果としても、異なってきます。

「ウコン(成分:クルクミン)」には、胆汁の分泌を促進する作用があります。胆汁には、アルコールと、アルコールが分解されて出来るアセトアルデヒド(有毒成分)の分解を早める効果があると言われています。

また、胃のぜん動運動を助けてくれたり、胃液の分泌を促進させる効果もあると言われていますので、消化吸収もサポートしてくれる成分と言えます。

対して、「ヘパリーゼ(成分:肝臓水解物)」には、必須アミノ酸を含む18種類程のアミノさん等が含まれていて、肝機能を回復させる効果があると言われています。

肝臓には、アルコールの分解機能だけではなく、解毒機能、代謝機能などもありますので、肝機能をサポートし、回復させることで、疲れやだるさを軽減する効果も認められています。

上記をもう少しシンプルにまとめると、次のようになります。

ウコンとヘパリーゼの効果の違い
  • ウコン:胆汁分泌促進によりアルコール分解速度UPに直接効果。
  • ヘパリーゼ:肝機能の回復・補助によりアルコール分解、疲れ軽減等マルチにサポート。

ウコンとヘパリーゼ、併用は可能?

ウコンとヘパリーゼ、併用は可能?

結論から言うと、併用は可能です。

ただし、ウコンとヘパリーゼ、どちらも適量の摂取に留めておく必要があります。

ウコン(クルクミン)については、WHO(世界保健機関)により、体重1kgに対して0mg~3mg」が一日当たりの上限摂取量として、示されています。

また、一度の摂取量は、30mg程度が目安とされている(一度に30mg以上を摂取しても効果は薄い)ため、30mgを、数度に分けて摂取する(飲酒前&飲酒後等)のがよいと言われています。

一方、ヘパリーゼについては、商品によっても用法用量は異なってきますが、ドリンクタイプのものであれば、1回1瓶を1日1回服用、と定めている商品が多いようです。

どちらも、用法用量を守って、効果的に摂取するようにしたいですね。

結局のところ…、ウコンとヘパリーゼ、どっちがいいの?

結局のところ…、ウコンとヘパリーゼ、どっちがいいの?

どちらの方が二日酔いにより効果を発揮するのか、という点については、その人その人の体調(日にもよると思います)にも左右されてしまうため、全ての場合において、これだ!という結論を出すのは難しいと言えます。

ただ、商品を選ぶ際には、(1)アルコール分解のみにフォーカスをあてるのか(=「ウコン」商品がおすすめです)、(2)体のだるさや疲労の回復、及び肝機能の強化という総合的なサポートを重視するのか(=「ヘパリーゼ」商品がおすすめです)、によって判断をしてみてもよいかもしれません。

あとは、「医薬品」というものや「肝臓水解物(レバー)」というものに抵抗がある方は、植物由来のウコンを選択する、という選び方もあるかもしれません。

二日酔い対策商品の選び方のご参考になりましたら幸いです!('-'*)

ウコンとヘパリーゼのおすすめ商品について

あくまで個人的なおすすめ、になりますが、お酒を多量に飲むときは、ドリンクタイプの商品はお腹がちゃぽちゃぽで飲みづらいので…、ウコンを選択する場合には、薄型のゼリータイプがおすすめです。

40粒入っていますので、1粒あたり40円くらいでドリンクタイプのウコンの力、等と同程度のクルクミンが入っていますので、コスパはかなりいいです。

私はお酒をガッツリ飲むときには、飲酒前、飲酒後に1粒ずつ食べていますね('-'*)

あとは、ヘパリーゼだと、こちらはドリンクタイプになってしまうのですが、ヘパリーゼキングEX 50mL(第二類医薬品)はかなり効きますね。

ただ…、問題なのは値段が高い。。(1本900円くらい)

効果は値段相応に期待できるので、今日は飲まされる(笑)という日には、飲酒前に飲んでおくのがいいかもしれません。ここぞという日におすすめです!

まとめ

以上、ウコンとヘパリーゼの違いについて触れてきましたが、みなさんのご参考になりましたでしょうか?(>。<)

筆者自身、お酒が好きで飲む機会も多いのですが、30を過ぎると翌日に持ち越すことが増えてきてしまい…、二日酔い対策はかなり切実です。。

気持ちの良い飲酒ライフの助けになりましたら幸いです('-'*)

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