筆者は、知る人ぞ知る、ふりかけマニアです。
最近では隠れたふりかけブームが起こっており、ド定番のふりかけだけではなく、奇をてらったふりかけ(餃子ふりかけとか…美味しいんですけどね(笑))まで含めると、本っ当に種類が多く、折角美味しいのに、おすすめしたいのに!表に出ずに隠れてしまっているふりかけも多くあります。
そこで、こちらの記事では、著名メーカーさんの商品を中心に、定番商品から、たぶん、読者さんが見たことも聞いたこともないのでは?という隠れた名商品まで、種類ごとに整理をしてご紹介していきたいと思います。
種類その1:袋入りふりかけ
言わずと知れた丸美屋さん。その中でも特に有名なふりかけシリーズが、袋入りふりかけ。のりたま、味道楽、たらこ、あたりは一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
有名どころの中で、筆者の一押しは「たらこふりかけ」です!原材料表示を見ると「たらこ、パン粉、乳糖、食塩、ごま、大豆加工品、砂糖、ショートニング、のり、さば削り節、パーム油、魚介油…」となっているように、「たらこ」が主原料となっている(原材料表記は、使用した重量の多いものから順に記載するというルールになっています)点に、好感が持てます。勿論、定番ののりたまも外せませんね。
「すきやきふりかけ」はテレビでも取り上げられていました。原材料に砂糖と醤油が入っていますので、若干甘辛い感じの「のりたま」(すきやき、ではないですが…(笑))、という印象です。でも、間違いなく美味しい。筆者も何度かリピートしました。これもかなりのロングセラーですね~。
「本かつおふりかけ」は食感がウリ。サクサクとした定番のカツオふりかけですので、かつおふりかけが好きな方にはおすすめ。
「牛わさびふりかけ」は、店頭では見かけることの少ない商品(2019年2月7日発売)。結構、わさびのピリ辛感が効いていますので、どちらかというと大人向けのふりかけです。牛そぼろとわさびがご飯に合わない訳がないです(笑)ぜひ、店頭で見かけた際にはチャレンジしてみてください♪
徐々にマイナー商品に突入してきました(笑)
「梅かつおふりかけ」は、しっかりと梅の酸味が感じられる作りになっています。鰹節は「本かつおふりかけ」系で、サクサク食感があります。すっきりとした味わいですので、食事の〆にいいですね~。
「磯香のりふりかけ」は、一言でいえば、”海苔ふりかけ”です!封をあけると、真っ黒で驚くほど、海苔が入っています(笑)個人的には、丸美屋さんのマイナーふりかけの中で、押したい商品!店舗では見かけることは少ないですが、ネットだと買えますので、ぜひ、一度ご賞味ください♪
「旨味(うまあじ)さけふりかけ」は、紅鮭のそぼろがはいった鮭ふりかけ。普通の鮭ふりかけと比べて、鮭そぼろがカリッとしていて、噛むと鮭の味が広がります。個人的にはもう少しメジャーになってもいいのに…と思うくらい美味しいと思います。
「焼肉ふりかけ炭焼き風」ですが、しっかり、お肉の炭焼き感があります(ちょっとびっくりしました)。香ばしくて、味のイメージとしては、焼肉のタレをご飯にかけているような感じでしょうか。これだけ焼肉感を再現したふりかけは他に知りませんね~。美味しいです。
「海苔わさびふりかけ」は、わさび茎まで入っていて、まるでわさびを食べているかのようなツーンとした風味があります。わさびの風味が好きな方にはおすすめできる商品です。
「しそしらすふりかけ」ですが、よくある"しらす"のふりかけは、ソフトふりかけが多いのですが、乾燥ふりかけであるにもかかわらず、サクッとした形のあるしらすがはいっていてしその風味(ゆかりをイメージしてください)と相まって美味しい。しそとしらすって一緒に食べるイメージがあまりなかったのですが、めちゃ合いますよ!
袋入りふりかけの最後は、「チップinふりかけ」シリーズです。お子さん向けのふりかけで、味は3種類。さけ、野菜、小魚があります。
ポイントは、それぞれ、星型、にんじん型、魚型のチップが入っていて、ご飯にかけると、すごいかわいいですよ(笑)筆者にも子供がいますので、こちらは自分用ではなく、子供用にストックしています。
種類その2:ソフトふりかけ
昔に比べ、乾燥ふりかけよりも、ソフトふりかけの人気が高まってきている気がします。これだけ生っぽいのに、賞味期限はふりかけらしく長くなっていて、今の技術に驚かされます!ソフトふりかけは、ふりかけというよりも、ご飯の一品、ご飯のお供という感覚ですね~。
「ちりめん山椒」「さけ」「とり&たまごそぼろ」を筆者は勝手に、丸美屋の3大ソフトふりかけ、と思っています。ソフトふりかけを食べてみたい!という方は、このあたりを選んでおけば、まず間違いないです。
ちりめん山椒は、炊いたジャコそのものですし、さけ、も塩鮭をフレークにした感じで、とり&たまごそぼろもそぼろ感がしっかりしています。メジャーですが、どれも美味しいです!
「明太子」と「たらこ」はピリ辛が好きかどうかの好みの問題だと思います。食感は本物のたらこや明太子とは少し違いますが、生臭さ等がなく、風味がまろやかですので、人によっては本物よりも食べやすいという方もいるのではないでしょうか。
食感が違うとは言っても、たらこ・明太子の再現度はかなり高いです!白ごはんだけではなく、茹でたパスタにしっかりとからめれば、たらこ/明太子パスタになりますよ♪
「おかか昆布」ですが、小鉢に出てきたら、ふりかけと分からないかもしれません(笑)いや、ホントに、筆者はふりかけを自分で作ったりもするのですが、このしっとりとしたおかか感が、手作りのおかかふりかけに通じるものがあるんですよね。卵かけごはんとの組み合わせ、とかもおすすめです!
>> 関連:【お手軽】ふりかけの作り方。素材選びや作り方のコツを詳しく解説!
ソフトふりかけの肉シリーズ。
パッと見、「豚みそそぼろ」ふりかけと「豚しょうが焼き味」ふりかけのパッケージが似すぎていて、分かりにくいかもしれませんが、味は全く違います!
「豚しょうが焼き味」ふりかけは、食感こそ肉というよりもそぼろではあるんですが、生姜の風味が効いていて、かなり「生姜焼き」の再現度が高いです。
対して、「豚みそそぼろ」は少し甘めの味付けに仕上がっています。田楽、とか味噌煮、等の風味が好きな方は、間違いなくはまる味です。味はしっかり目についていますので、かなりのご飯どろぼうです。
「焼肉そぼろ」ふりかけは、もうそぼろのおかずですね。先ほどご紹介の袋入りふりかけの「焼肉ふりかけ炭焼き風」に立体感がプラスされた感じで、炭火の風味は申し分ありません。間違いなくご飯に合うのですが、冷奴の上に乗せて、そぼろ豆腐にしてもGood。夏に食べたい一品になります♪
和なソフトふりかけ3種。
パッケージからして、美味しそうじゃないですか?(笑)
「ちりめん高菜」と「カリカリ梅ちりめん」のどちらにも言えることですが、ちりめんじゃこの存在感がものすごい。どちらも白ごはんに合いますが、「ちりめん高菜」の方は、パスタに和えれば、簡単にちりめん高菜パスタができますよ!。
「カリカリ梅ちりめん」は小梅の酸味とカリカリ感がしっかりとしていますので、おにぎりにしても美味しいです。ネックなのは、このあたりのマイナーふりかけは、まずスーパー等では購入できないことですね…。
↓ネットだと買えるみたいですが、1つだと送料がかかりますしね。もし、ネットを使う場合には、いくつか気になるふりかけをまとめて買っておくのがおすすめですよ。
「ほぐし貝柱山椒」は思っていたより山椒の味と香りが強かったのを記憶しています。山椒のおかげで、和風な味に仕上がっており、貝柱もたっぷり入っていますので、食感も楽しめるふりかけですよ。山椒と貝柱は合いますね~!
ちょっと変わった系ソフトふりかけ3種。
「ツナマヨ」は、白ごはんにふりかけると、コンビニのツナマヨおにぎりのような感じになります。また、追いマヨ(笑)をして、焼いた食パンの上にたっぷり振り掛ければ、ツナマヨパンになります。食感は、缶詰のツナをマヨネーズで和えたような感じをイメージして頂ければと思います。
「チーズカレーそぼろ」は、感覚としては、白ご飯にかけるとドライカレーのようになります。むしろ、振り掛けるだけではなくて、しっかりと白ご飯に混ぜ込んだ方が美味しいですね~。カレーの風味はしっかりとしていますが、カレーの辛味は控えめですので、お子さんも好きな味だと思います(筆者は大人ですが、筆者も大好きです(笑))。
「葉唐辛子こんぶ」については、筆者は葉唐辛子の本物を食べたことがないため、なかなかコメントしづらいのですが…、ピリッと感のある昆布ふりかけを想像していただけたらいいと思います。これは、他にないふりかけなので、結構癖になりますよ。2~3度リピート買いしまったふりかけです。
種類その3:のっけるふりかけ
のっけるふりかけシリーズは、ソフトふりかけをさらに本物に近づけた感じのふりかけです。具材もしっかりと入っていて、よりしっとりとした食感のふりかけです(いや、もはやふりかけではないかもしれませんね…(笑))。こちらは、生ものになりますので、開封後は冷蔵庫保管をする必要があります。
「和風ツナマヨ」は、和風の出汁がきいてるふりかけです。コンビニのツナマヨおにぎりを想像するとちょっと違うかもしれません。ツナ感はソフトふりかけの「ツナマヨ」よりも強いのですが、味はソフトふりかけの方が、コンビニのおにぎりに近い感じですねー。和風が好きという方には、「和風ツナマヨ」の方がおすすめです。
「梅おかか」は、おかか感も感じられますが、割合としては梅の風味が強めです。具材がたっぷりですので、おにぎりに合いますね。混ぜ込みご飯にしてもよし、おにぎりの中心部に具として入れるもよし、なかなか使い勝手の多そうなふりかけです。ソフトふりかけには、梅とおかかの組み合わせの商品がないですので、なかなか貴重ですね~。
「鮭明太」は、鮭の具材が大きくていいです!鮭と明太子という組み合わせは想像がつきませんでしたね…(笑)でも、2大ご飯のお供の豪華コラボですので、美味しくない訳がありません。鮭も好き、明太子も好き、という方には、一度試してみてもらいたい商品です。
のっけるふりかけのお肉シリーズ♪
この中での筆者一押しは、「肉麻婆」です!ピリ辛肉みそが、麻婆豆腐感を演出しています。白ごはんよし、冷奴に乗せてよし、野菜炒めにも合いますし、ラーメンの具材なんかにもいけます。これは一度食べてみて欲しいですね('-'*)
「ねぎ塩豚そぼろ」は、ちょっと塩味が強めですので、白ごはんに乗せて食べるには、少しからいかもしれません。薬味のような使い方(ゆずこしょうのような位置づけ)や、冷奴などに乗せて使うのであれば抜群に美味しいです。ねぎ塩とそぼろですからね~。合います。
「焼肉ビビンバ」は、ちょっとインパクトに欠けるかもしれません。美味しいんですよ。美味しいんですが…、ビビンバという感じではないかも。「焼肉ビビンバ」という名称を気にせず、肉みそ、と思って食べれば、美味しく食べられます。何度も言いますが、味は美味しいです。白ごはん向きですね!
どうしても、どうしてもPRしたい商品。それが「鶏唐揚げマヨ」です!当たり前かもしれませんが、ほんとに唐揚げとマヨネーズなんですよーー!!(笑)それがこんなふりかけタイプで食べられるとは…、夢にも思いませんでした。これ、作った人は、間違いなく天才です。ほんとに美味しい。皆さんの感想も聞いてみたいです。きっと、「うわ!唐揚げとマヨネーズだ!」というお声が多数寄せられることでしょう(笑)
「肉みそ」は味しっかり目です。具材もいっぱい入っています。白ご飯にすごく合いますよ!「高菜鶏そぼろ」もその名のとおり、高菜感も鶏そぼろ感も両方感じられる商品です。カロリーが控えめな点も、個人的には評価しているポイントです。(高菜がしっかり入っているからでしょうか?)
種類その4:タレふりかけ
最後に紹介をするのは、異色のふりかけ。
その名も「タレふりかけ」!
これ、開発をした人、よく考えたなぁと思います。味は3種類。「すき焼き味」、「えび天丼味」、「焼肉味」とあり、ふりかけを白ごはんにかけた上に、付属のタレをかけて頂くという…。発想がものすごく面白いですよね(笑)
ふりかけ自体は乾燥しているふりかけなんですが、そこに、味のしっかりとしたタレをかけることで、サクッとしつつもしっとりとして、ご飯にもタレがしみ込んで、どれも本当においしいです。ふりかけとは思えない。
ただ、惜しまれるのが、2食入り!というところです!具材の量がしっかりしていますので、1食分で、白ご飯1杯をしっかり食べることはできるのですが、もう少し内容量が多いと嬉しいなぁと思います。
筆者個人的には、(どれも美味しいんですが)焼肉味かえび天丼味かなぁ。ぜひ、一度ご賞味あれ♪('-'*)
まとめ
丸美屋さんのふりかけシリーズについて、ガッツリとまとめてみました。乾燥ふりかけもソフトふりかけも、のっけるふりかけもタレふりかけも、美味しいものが多いですねー。
味は好みもあると思いますので、レビューを少しでも参考にして頂いて、好みの一品を見つけて頂ければ嬉しいです♪
永谷園のふりかけシリーズについても別記事にまとめています。よろしければそちらもご参照ください。
>>関連:ふりかけの種類をメーカーごとに整理してみました【永谷園編】
また、ふりかけの賞味期限についても、メーカーの担当者に話を聞きつつ、別記事にまとめています。ぜひそちらもご参照ください。