そんな疑問に答えます。
尿酸値を気にする方は、少しずつ身近なところから対策を行っていくことが効果的です。
筆者も以前は尿酸値が8もありましたので、、本当にいろいろと悩みながら、尿酸値対策に取り組んできた経緯があります(対策した結果、今では7を切るくらいまで回復してきました)。
本記事を読めば、コーヒーの効果的な摂取方法などがわかります。
それではどうぞ!
Contents
コーヒーで尿酸値を下げることができる?
答えは「Yes」です。
これは、コーヒーに含まれている「ポリフェノール」と「カフェイン」が関係しています。尿酸値を下げるためには、尿酸値の上昇を抑えること、と尿酸を体外に排出すること、この2つが重要になってきます。
まず、尿酸はどういう仕組みで上昇するかというと、これは体内で生成されたプリン体、または食事で摂取されるプリン体が肝臓で酵素分解(キサンチンオキシダーゼ)されることによって生成・上昇してしまいます。
ですので、この酵素分解の程度を抑えることが尿酸値の上昇を抑えることにつながります。この抑制効果が「ポリフェノール」にある、と言われています。
また一方で、尿酸を体外に排出するためには、尿を多量に生成しなければなりません。カフェインがこの機能をサポートし、利尿作用を高めてくれますので、より多くの尿を生成し、尿酸も併せて排出していくことができる、ということです。
また、利尿作用を高めることに加え、尿に少しでも多くの尿酸を溶け出させることも大事です。酢やクエン酸などの酸っぱい食品には、尿酸を尿に多く溶け出させる効果がありますので、この点も意識するとより効果的になります。酢やクエン酸の効果については以下の記事でまとめていますので、もしお時間がありましたらご覧いただければと思います。
ちなみに、日本やアメリカでもこういった研究は続けられていますが、例えば「東京慈恵会医科大学」の細谷名誉教授らもコーヒーの摂取が、尿酸値対策におすすめであると仰られているようです。
尿酸値対策でコーヒーを飲む際に注意すべきことは?
結論。コーヒーはできれば無糖で飲む、という点に注意した方がいいです。
この点については、「株式会社診断と治療社」が発行している「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」でも解説されているのですが、週に4~5回程度の甘いソフトドリンクを飲む人たちに比べて、日に2回以上飲む方は、痛風の発症率が1.5倍以上だという研究結果が出されています。
尿酸値が引き起こす1つの症状が「痛風(風が触るだけでも痛い、2~3日は歩けない程痛い病気です)」になりますので、尿酸値対策をされるのであれば、この点にも注意をした方がいいですね。
一日何杯のコーヒーが尿酸値対策に効果的?
これは、多ければ多いほどいい、と言われています。
高尿酸値が引き起こす「痛風」との関係性についての研究結果が出されているのですが、海外の文献によると、コーヒーを全く飲まない人に対して、日に1~3杯飲む人は、痛風の発症リスクが10%程減少し、日に4~5杯飲めば40%程減少し、6杯以上飲めば60%近く減少する、と言われています。
この点は、グラフ(まったく飲まない人の痛風発症リスクを"1"とした場合の倍率が縦軸になっています)にまとめていますので、グラフも参考にしていただければと思います。
さすがに毎日6杯以上飲むというのは難しいかもしれませんが、コーヒーが苦手な方は1~2杯程度から、お好きな方は3~4杯程度から、尿酸値対策を始められてはいかがでしょうか?('-'*)
コーヒーのおすすめの飲み方はある?@尿酸値対策
コーヒー+牛乳、など、尿酸値対策により効果的な組み合わせで飲んだ方が効率的です。
例えば牛乳には、牛乳に含まれるたんぱく質(カゼイン)に、尿酸の排出促進効果があるといわれています(1日1杯でOK)。このように、コーヒーだけではなく、尿酸値対策に効果的な食品は色々ありますので、より効果が高まる組み合わせで摂取した方が、一度で網羅的に尿酸値対策を行うことができていいですよ!
牛乳の尿酸値対策効果については、以下の記事でまとめて解説をしていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
どうせなら美味しくコーヒーを楽しもう!@尿酸値対策
実は、筆者は大のコーヒー好きで、家には常時10種類近くのコーヒー豆をストックしています。こんな感じです(笑)
コーヒーにかなり詳しい方からも色々と話を聞いたのですが、淹れ方はそれほどこだわらなくてもいいようで、できれば淹れる前に豆から挽いて(やっぱり香りがいいですよね)、シンプルにペーパードリップなんかで飲むといいようです。
その方はペーパードリップもせず、コップに挽いた豆(粉)を直接入れて、その上にお湯を注いで飲んでいました!そういう飲み方もあるのだとか。
ですので、こだわるとすれば、どちらかというとコーヒーの品種や豆。という訳で、筆者がこれまで飲んだコーヒーの中から、えー!といった香りのするもの(もちろん美味しいですよ!)や、ちょっとレアな(でも価格はリーズナブル)ものなんかをご紹介していきたいと思います。
全部モットワールドという会社の豆なのですが、筆者と特につながりがある会社様ではありませんが…、価格がかなりリーズナブルなんですよね。同グレードの他社の豆と飲み比べて頂ければ感じると思います。
おすすめコーヒー第3位:バレル エイジド
これは風味がものすごく面白いコーヒーです。なんと、ウイスキーの樽の中で熟成されているもので、コーヒーなのに、ウイスキーの香りもするんですよ(もちろん、ノンアルコールです)。これは結構ヘビーリピートしています。他にないので、一度ハマるとクセになってしまうんですよね。
おすすめコーヒー第2位:モカ イルガチェフ
モカの最高品質(G1)のコーヒー豆です。完熟のコーヒーチェリーの香りと甘みが特徴です。軽い酸味もありますので、アイスコーヒーとかコーヒーゼリーにしてもおいしいかもしれません。モカの味と香りを手軽な価格で楽しみたいならこの豆がおすすめです。
おすすめコーヒー第1位:ゲイシャ モカ G1
ゲイシャ・モカと呼ばれる希少品種の豆で、コーヒーの香りの中に、ジャスミンの花のような香りがするのが特徴です。ホテルや高級珈琲店では1杯5000円とか6000円とかで売られているものですね。リーズナブルとはいえ、ややお高めの豆になりますので、ちょっと贅沢したい気分のときなどにはおすすめできるコーヒー豆です。
まとめ
以上、コーヒーによる尿酸値対策の記事となります。
コーヒーを飲みすぎると、胃が荒れてしまう、といったデメリットもあるようですが、尿酸値を気にされている方にとっては、それを補って余りあるくらいのメリットがあります。
毎日の習慣の1つに、コーヒーを取り入れてみてはいかがでしょうか??
同じお悩みをお持ちのみなさまにとって、少しでも役立つ記事となりましたら幸いです('-'*)