そんな疑問に答えます。
筆者は、魚突きスピアフィッシング歴3年ほどです。
これまで、4~50cm程の魚を色々と突いてきました!(黒鯛、メバル、舌平目、イサキ、その他色々)
もし、フィンってそもそも必要なの?と考えている方がいらっしゃるようでしたら、まずは、一度使ってみてほしい、と言いたいです。素足とフィンでは、天地の差があるくらい、推進力がまったく違います。おそらく、初めて使った方は感動すら覚えると思いますよ(笑)
筆者が魚突きをする上で、こだわらなければならない道具は何?と聞かれたら、迷わず、銛とフィン、と答えると思います(それ以外は安物で十分です)。
筆者は最初、ゴーグル・シュノーケル・フィンがセットで3980円くらいの安いものを使っていました。ですが、正直、ゴーグルやシュノーケルはその価格帯のものでもなんとかなるんですが、フィンは素材がしょぼいと折れたり、自分に合わないやつだと折角フィンを履いてるのに思うように進めなかったり…と結構選び方は重要です。
筆者が悩み悩みたどり着いた、フィンの選び方について、素材や長さ、硬さなどにも触れながら解説していきたいと思います!
Contents
魚突きスピアフィッシング用の”フィン”の選び方
魚突き向きのフィンの選び方1:素材と硬さ
迷ったら、「樹脂系の素材のフィン」を選ぶのが正解です。使いやすさと価格面でのコスパが抜群です。
というのも、樹脂系の素材は、比較的やわらかいものが多いんですよね。
フィンを選ぶ際に考えた方がよいポイントは、「硬さ」ですので。脚力のある方だと、ある程度の硬さのあるものでもしっかりと水中で推進力を生みだすことが可能ですが、脚力のない方が、硬めの素材のフィンを使ってしまうと、脚力が持たず、水中で足をつってしまったりと危ない事故につながりかねません。
ですので、経験の少ない方は、まずはやわらかめの素材(樹脂系)のフィンを選ぶことをおすすめします。フィンはぴったりと足先に取り付けるものですので、硬いと、足首への負担も結構ありますからね。
他にも、高級な素材になりますが「カーボン」製や、「グラスファイバー」製といったものもあります。こちらは、樹脂系と比べて軽量のものが多いので、脚への負担もかなり軽減できます。ただ、初期コストがちょっとあがってしまうので、最初慣れるまでは、樹脂系素材のフィンを使うといいと思いますよ。
ちなみに、プラスチック系素材のフィンは、NGです。筆者が最初に買った、オールインワンの3980円のセット商品のフィンがプラスチック系のものだったのですが、見事に数か月で破損しました…。推進力もよいとは言えないので、あまりおすすめはできませんね…。
魚突き向きのフィンの選び方2:長さ
結論、全長80cm~90cm程のフィンを選べば間違いありません。
このサイズのフィンは、一般的に「ロングフィン」と呼ばれるものです。魚突きをする上では、比較的長いサイズのロングフィンを使ったほうが、しっかりと推進力を確保することができ、また酸素の消費量もおさえることができる(少しの足の動きでしっかりと進めるから)ので、長く深く潜ることが可能になります。
あとは、サイズを選ぶ際に注意をしなければならないのは、多くのフィンの場合、サイズがEUサイズ表記になっているので、自分の足のサイズがどれに当てはまるのかはしっかりと確認する必要があります。一般的には、各EUサイズは、下図のような素足のサイズだといわれていますが、これは、フィン用のフィンソックスを履いた状態の足のサイズ(表記よりも-0.5cmくらい)、だと考えた方がいいです。
例えば、EUサイズ:42~43となっている場合、図では素足のサイズが「26-27cm」となっていますが、履かない状態の足のサイズなら25.5~26.5cm、くらいと考えた方がいい、ということですね。
EUサイズ | 素足のサイズ |
---|---|
38~39 | 23~24cm |
40~41 | 24~25cm |
42~43 | 26~27cm |
44~45 | 28~29cm |
46~47 | 30~31cm |
とはいえ、やっぱり個人個人の誤差は絶対にありますので、ネットで買う場合には、試着可能な店舗で買うことをおすすめします。
魚突き向きのフィンの選び方まとめ
以上より、魚突きスピアフィッシング用のフィンとしては、「80~90cm程の樹脂製のフィン」がおすすめ、となります。
魚突きの道具を揃えるうえでも、金額としてはフィンは結構高い方だと思いますが、1回ちゃんとしたものを買っておけば、かなり末永く使えます。筆者も、最初のセットフィンが破損した後は、かれこれ3年ほど、これ一本で魚突きを楽しんでいます。
他にも、フィンと併せて購入しておくものとしては、フィンソックスがあります。足が素足の状態だと、岩場等で危険だということもありますが、フィンが水中で脱げてしまいやすいというリスクもあります。
岸から遠いポイントでフィンを紛失してしまった場合、波の影響で岸まで戻れない事態にも陥りかねませんので、フィンを使うなら、フィンソックスは必須だと思ってください。
ただ、こちらはそれほど高いものではなく、スポーツショップなんかでも売ってますし、ネットでも購入できますよ。だいたい2~3000円くらいのものが多いですね。
まとめ
魚突きをする上で、フィン選びはなかなか悩むところだと思います。少しでも、みなさんの魚突きスピアフィッシングライフの参考になりましたら幸いです('-'*)